子供の斜視が増えているそうですが・・・

2019年06月19日

 礒谷療法では斜視と股関節角度の因果関係を明らかにしています。それは、そもそも礒谷公良先生は小児マヒ患者さん等の跛行(ビッコ)を治療することから礒谷療法を作られたという経緯が関係しています。

 先生は発想の転換で、小児マヒが股関節転位(X脚など)を作るのではなく、股関節転位が小児マヒの原因であると唱え、多くの患者さんの治療に当たられ、完治とも言える良い結果を多く出されました。それらの臨床例の中から股関節のねじれと斜視との関係を探り出されたのです。

 まず、左右股関節と対応する目は反対側になります。つまり右股関節の転位が大きければ左目に問題が起こるという事です。

 そして、股関節の転位、内旋、内転で内斜視が起こり、外転、外旋で外斜視が起こるとされています。

 最近のニュースで子供に斜視が増えていて、これらはスマホやゲームに興じる時間が長くなったためだと説明をしていましたが、これは不正確な表現です。正しく言えば、『スマホやゲームを行う姿勢が悪く、さらに長時間なために身体が歪み、目に影響が出ている』と言わなければなりません。

 以前にも書きましたが、男子大学生のかなりの人が顔が前に突き出る猫背なことに驚いたことが有りましたが、とにかく姿勢が悪すぎます。道を歩きながらスマホをやっている多くの人が頭を下に向けた姿勢になっていますよね。こうした姿勢は将来肩こり、首こり、頭痛から始まり、頭周りの様々なトラブルに悩まされる事になりますから、少しでも若いうちから良い姿勢つくりに取り組んでいただきたいのです。

 もし斜視が起こっていたら、いい機会と捉え是非良い姿勢つくりに取り組んでください。 

 斜視まで治る礒谷療法をベースにした整体院 杉並・西荻窪 鴨下療法所 
 

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