サッカーなどで起こるシンスプリントの原因と言われるものの原因

2019年06月25日

 シンスプリントとは脚のすねの内側の骨、脛骨の下部~中部に起こる痛みです。これの起こる原因は外傷的に蹴られることや打撲により起こることもあるようですが、一般的にはオーバーロード(これは登り坂登攀のやり過ぎ、慣れないトレーニング、硬い路面などが影響します)、悪いランニングフォーム、不適切なシューズやインソール、足底版の使用等が上げられています。

 しかし、私から見るとこれらの原因には、それらが原因になってしまう原因として股関節の転位があります。

 どういう事かというと、股関節に開く癖が強いと重心が外に逃げてしまうのですが、スポーツや武道において重心が外に逃げるという事は、力が外に逃げる、軸がぶれるという事と同義ですから、重心を中心に寄せるには膝を内に入れるという事を行ってしまうのです。

 また、この膝を内に入れる、いわゆるニーイン状態は足先を外に開き膝を内に入れますからモモとスネのねじれなのですが、その捻じれはスピードも生みます。しかし、本来体重を内に集めるためにはモモの内側の筋肉を鍛える必要が有るのですが、この部分のトレーニングが足りないのにニーインを続けると、膝の内側痛が起こりやすくなり、次いでシンスプリント、足底筋膜炎、外踝痛、腸脛靭帯炎、足先が開いていれば外反母趾、内反小趾などと問題が次々に起こるようになってしまうのです。

 したがって、スポーツで起こったシンスプリントなどは基本的に股関節の矯正と適切なトレーニングで治すことが大切なのです。せっかく楽しんでいる競技を長く続けるためには常に原因の解決に努めましょう!!
 
  スポーツ障害も根本から解決する整体院 杉並区・西荻窪 鴨下療法所 

 
 

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