股関節・骨盤矯正で正しい姿勢と快適な歩行 礒谷療法×CS60の整体院 鴨下療法所 杉並区・西荻窪駅から徒歩3分
2019年04月10日
西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【作業環境】
仕事は毎日同じ姿勢で行う事が多いですよね。
PCなどによる事務仕事などはその最たるものだと思いますが、長時間同じ姿勢でいるからこそ姿勢と作業環境はすごく大切になります。
私がまだサーファーだった頃(>_<)聞いた話ですが、ハワイの有名なサーフボード作りの名人が日本にその技術を教えに来た時に、その作業環境の悪さに驚いて「こんな環境じゃいいボードは出来ない!!」と言い「働く人が気持ちよく働けなければいい商品が出来るわけがない!」と仕事場作りから指導されたそうですが、この時は床がコンクリートの打ちっぱなしだったものを木の床に作り替えさせたそうです。
確かにコンクリートの床では足から体が冷えてしまいますし、膝、股関節などの関節にも負担が大きくなりますよね。
日本は何となく根性論で自分が我慢すればいいや的な傾向が強いせいか、このあたりの認識が甘い傾向があるのではないでしょうか?
最近も以前から通っていただいている患者様の肩が硬くなっているので尋ねると作業環境が変わってしまったと相談を受けました。
お料理の仕事なのですが床が冷えるのでスノコを引いたら作業テーブルが低すぎて、体が猫背になっているかも・・とのことです。
(>_<)
自宅ならメインで調理する人の背丈に合わせて調理台も調整すればいいでしょうが、みんなで働く調理台となると難しいですね。
出来る事と言えば、もし許されるのなら自分用のすのこを設置する、外すなどが考えられますが難しそうですね。
ですから、この方の場合にご注意いただいたのはまず左右の意識でした。
と言いますのは、私たちは多かれ少なかれ多少は股関節の癖による脚長差があるものなのですが、そうするとどうしても短い脚側に体重を掛けていることが多くなるのです。
そうすると、体の歪みは大きくなるばかりで結局は自分の健康問題に影響が出てしまうので、長い脚、体重を掛けず来訪の脚に体重がかかるように意識的に習慣化するのです。
例えば、左脚が長い人の場合、電車の中で吊革につかまる時には進行方向に左脚を立ち、左脚を少し後ろに引くことによりがっちり左脚に体重を掛けることが出来ます。
これがお料理や掃除機をかけるとなると前重心の姿勢になるために、左脚に体重を掛けるために左脚を前にして立つことにより左脚に体重を掛けることが出来るのです。
これは、礒谷式力学療法における日常動作の基本となります。
初めは面倒くさく思われても、痛い思いや不快な思いをするよりは体を根本からと整えるためにやり始めれば、別に面倒なこともありません。
毎日のことです、少々面倒くさかったりコストが気になっても自分が気持ちよく働ければ作業効率も上がりますし、健康を害するリスクもうんと下げる事が出来ます。
そして、この方の主訴は肩こりでしたので、猫背から起こる前肩予防のために、タスキをお勧めしました。
タスキはちょっとしたコツで、一日していても大丈夫ですから、前肩に引っ張る胸の前側の筋肉群を緩めるのに最適です。
ただし、無理に強く引っ張ると窮屈ですし、わきの下のリンパなどの体液の循環を阻害することも懸念されますから行う時は注意して指導に従っていただきたいと思います。
このように、作業環境が変えられない場合はそこでできる工夫を一緒に考えます。
また、作業環境で変えられるのならば、適正な机の高さ、椅子の高さなど、その方に適正な状態を作れるアドバイスも致します。
仕事の時間は長いですから、気を付けてお過ごしくださいね。
作業環境のアドバイスも行う礒谷式力学療法×CS60の整体院 杉並区・西荻窪 鴨下療法所
杉並区松庵3‐35‐21 03-5938-7713