ランニングの時の腕の振り方のクセ

2024年02月05日

 西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【ランニング時の腕の振り方】

 少し前に、ランニングの時に腕を左右に振るのは体の歪みに起因するフォームの悪さだと書きました。

 では、正しい腕の振り方はどう行うのが正しいのでしょうか?

 ①腕が下の時には手のひらがほぼ自分の体の向き
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 ②肘を曲げて走るフォームに入ると、軽く握ったぐーはほんの少し下向き
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 ③腕の振りは肩から前方に出るように振り、前方に出るほどほんの少し内に捻じれる
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 これが、姿勢が正しくて肩の位置が正しく腕に捻じれがない人の腕の正しい軌道だと思います。

 以前に共同研究に参加させていただいた早稲田大学の鈴木教授の研究室では、イチロー選手も取り入れていた初動負荷理論のトレーニングマシーンを体験させていただきましたが、素晴らしく理論的で合理的なマシーンだなと感心しました。
 なぜなら通常の筋トレマシーンだと、筋肉の動き、軌道は直線ですが、初動負荷理論のマシーンは持ち手がラセンに動くのです。
 これは筋肉の走行自体はラセンになっていて、しかも動きの動議を行う力を入れたはじめだけ負荷がかかり、あとは負荷が減る仕組みなので、イチロー選手が初動負荷理論でトレーニングすると筋肉がドンドン柔らかくなると驚いた、と言う話にうなずけます。

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 ↑マシーンやバーベルだと、どうしても動きが直線的になります。ですから、ダンベルなど左右で独立した動きが出来るトレーニング器具の方が筋肉には優しいのではないでしょうか?
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↑右手の手のひら側から見た筋肉です。曲げる時に使う筋肉もラセンになっているのが分かります。この働きにより腕を曲げるとやや内に捻じれが生じるのです。
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 ↑右手の甲側から見た腕の筋肉です。図に記されている筋肉は腕を伸ばすときに働く筋肉ですから、腕を振り伸ばす方向に働く時に縮む場合には、ややラセン的に力が発生するものと思います。ただ、がっちりと肘を固めていればこの動きは生じないでしょうが、肘を固めるのも無駄な緊張だと思いますから、進行方向である前方に軽~く遊びがあるぐらいが良いのではないでしょうか?

 しかし、この動きもいい姿勢があって初めて自然にこのように動くのであって、無理矢理にこの動きを行ってもかえって不自然なものになってしまうのです。

 順番に言えば、バランスの良い脚の筋肉に支えられた⇒正しい位置の骨盤が支える⇒正しい弯曲度合いの脊柱による⇒正しい肩の位置による⇒バランスの良い腕の筋肉があって初めて、この腕の振りが自然に行える、という事になります。

 ですから、どんなスポーツを行うにしても良い姿勢が基本的に大事であるという事が言えるのです。

 さらに言えば、こうした腕の振り方により、自分の体の状態を判断することもできるわけですから、プロの方でない限り健康で過ごすための試金石として是非ランニング時の腕の振り方を観察してみてください。

 私は運動の専門家ではありませんが、過去に経験したスポーツ、武道はサッカー、剣道、柔道、太極拳、バスケットボール、サーフィン、スケートボード、水泳、テニスなどをなんちゃって程度楽しんできましたが、股関節の研究、臨床は30年近く行いましたし、ベースに学んだのが70年の歴史と実績がある礒谷式力学療法ですから、股関節、姿勢に関しては世界でもトップレベルの知見を持っているのではないかと思います。

 体の前後左右差を解消して、スポーツ、武道を楽しんでいただくお手伝いをさせていただきますので、ぜひご相談ください。

 

また、この姿勢の崩れによる猫背、前肩・巻き肩はスポーツにおいては野球肘、テニス肘、ゴルフ肘の原因ですし、生活の場面でも腱鞘炎、へバーデン結節などの原因になりますから、局所のトラブルではなく全身の症状としてとらえていただき、姿勢から治す根本治療をお選びください。

  スポーツ、武道を楽しみ、パフォーマスを上げる礒谷式力学療法×CS60の整体院 杉並区・西荻窪 鴨下療法所                      杉並区松庵3‐35‐21

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