この臨床例は遠方から通っていただいた患者様のケースです。

　終日長い時間をPC作業で働かれているA様（男性　30歳代）は、

過去3年間毎日痛み止めを飲まないと頭痛がひどくて眠れなかったそうです。
　
　とりあえず、痛み止めを飲んでいれば眠れるし、ほかの病院を受診するような時間の余裕もないことから3年もこの状態を継続してしまったそうです。

　しかし、その薬を飲み続けた3年後に会社の健康診断で肝機能障害が引っかかってしまったので、痛み止めを処方してくれている病院に、その旨を伝えると「じゃあ、しばらく薬は飲めないね」と言われたそうです。
　その時点で初めて危機意識が芽生え、色々とネットで調べて当所に来てくださいました。（そして、実際その日から薬なしで眠れるようになりました）

　この方は右脚が長いために左首筋に強烈な緊張があり、それが左片頭痛の原因だと分かり、磯谷療法の適応だと判断出来ましたので、その日から痛み止めの服用はやめてもらいました。

　辛いのはわかりますが、長期にわたる薬を飲み続けたためにつかれた肝臓をまずは労わらないと、老廃物などのお掃除もをしてもらい、血をきれ、筋肉を柔らかくしてくれないと根本から体を治すことは出来ないのです。

　そして、とにかく体を整えるための当所のルーチンの体操に熱心に取り組んでもらいました。

　初回はビジネスホテルに5日間泊まり集中して取り組んだために、お帰りになるころには初日に痛み止めを飲むのをやめてから１回も飲まなくても眠れていると喜ばれてお帰りになり、その後は1か月後に1日、その2か月後に2日とお休みがある時に続けていただきました。

　初めから通院回数9回目の半年後には10あった痛みは1～2になり、その後疲れると首に鈍い痛みが出るぐらいに回復、その後は１年に2～3日来られる位で、3年後にはお嫁さんを連れてきてくださり「おかげさまで結婚することが出来ました。健康に不安があるために一時は結婚できないかもしれないと考えていたんです」とうれしい報告をしてくれました。

　

この患者様が治った矯正とは「猫背矯正」だったのです。

　猫背による前肩から首の筋肉が引っ張られて緊張を起こしていて神経の圧迫から頭痛を起こしていたので、猫背前肩を治せば頭痛は自然に治るわけです。
　
　痛み止めはつらい時に助けてはくれますが、根本的に治っている分けではありませんからきちんと根本的な解決法も行うようにしましょう。

　そして、頭痛には多くの原因が有りますから、まずは病院を受診して筋肉の緊張性頭痛、原因不明の頭痛、緊急性の処置の必要ない頭痛であれば当所の骨格矯正を是非お試しください。

　多くの頭痛の原因から解決できる磯谷式力学療法ベースの整体院　杉並区・西荻窪　鴨下療法所