股関節・骨盤矯正で正しい姿勢と快適な歩行 礒谷療法×CS60の整体院 鴨下療法所 杉並区・西荻窪駅から徒歩3分
2023年04月28日
ドイツとブラジルの方々に「日本の若い女の子はなぜ内またで歩いているの?」との質問への、お答え第二回目です。
前回、内また歩きの正体を、O脚を内にねじる状態にしている、と言う話をしました。
私はネットフリックスで海外のドラマの他に海外の食べ物系の番組がスキでよく見ていますが、海外の人達は男女問わず脚が太くて強そうです。
骨格、筋肉の特徴はDNAによる遺伝的要素も大きいですが、同じモンゴロイド系の方々を見てもやはり一般的に言えば、内またで歩く日本の若い女の子達の脚の筋肉は細いと思いませんか?
そうなんです、O脚で内捻じれの脚の起こる原因は筋力不足、特に内またにある内転筋群の弱さに起因していると思います。
太ももを内にねじる働きをする筋肉群は太ももの外側にあるので、それらの筋肉と拮抗関係にある内転筋群が弱いと股関節は開いて内に捻じれることになります。
また、O脚であるからこそ、立っている時も、座っている時も膝と膝が離れてしまうので『可愛くない』と言うのも意識的に脚を内にねじって膝を付ける大きな理由の一つでしょうから、結局これも原因はO脚といえますよね。
このような筋肉の状態になると、女性だとトンビ座りや横座り、割座をするのが自然で楽になり、そうした習慣を繰り返すことにより、さらに股関節は内に捻じれていきます。
そして、この内転筋群が弱い原因の一番は、歩くための筋肉を鍛えるべき子供時代に、そこらじゅうを駆け回る、木登りをする、基地作りで穴を掘る等と言うような体を万遍なく使う外遊びが少ないために内転筋群の発育が十分ではないので、その後の歩き方において内転筋を使わない歩き方になりますます筋肉のアンバランスが起きるという事ではないかと思うのです。(一度太ももの外の筋肉が強く内側が弱くなってしまうと歩き方も、内側の内転筋群を使わない、使えない歩き方になることによりその差が広がるばかりになってしまうのです。またスポーツで鍛えるとどうしてもその競技に合わせた筋肉が強くなりやすいので、よっぽど指導者がしっかりしていないとやはり筋肉はアンバランスになりやすいと思います)
そして、その後も歩くことが少ないのが更に追い打ちをかけているのです。
そもそも人間の90%位はO脚だと思いますが、それは脚を開く太ももの外側の筋肉はもともと強く、内側の筋肉は使わないとすぐに弱くなってしまう筋肉だからなのです。
そして、脚の筋肉が弱くて捻じれていると健康に与える影響で、起こる事を列挙すると・・
1、低体温・・・免疫力も低下
2、足のむくみ
3、冷え性
4、あかぎれ、しもやけ
5、水虫
6、巻き爪、外反母趾、内反小趾、ハンマートゥーなど足指のトラブル
7、偏平足、甲高による甲の痛み、ハイアーチ
8、反り腰・・・脚の内捻じれで起こり、ここから脊柱分離症、脊柱間狭窄症、すべり症などが引き起こされる
と挙げればきりがないほどの問題が生じるリスクがあるのです。
なのに、内またで歩きながらさらに、高い踵の靴などを履いたりするとさらに股関節にも内捻じれの影響が強くなりますから、上にあげた健康問題がさらに心配されるのです。
そして、肝心の解決策ですが・・・
まず自分の体の状態を正しく知り(脚の内捻じれにもさらに左右差がありますから、正しく把握しましょう)、その状態を修正するための歩き方、座り方を実践し、合わせて筋肉の癖を取り除く筋トレを行うことが一番確実ですが・・。
まず!!
↑この時、足の裏はきちんと床につけて、足先はやや内八の字にしましょう。
先ほども書きましたが、脚の美しさはたんに美容だけの問題ではなく健康で過ごすためにも必要な事です。
なるべく早く股関節の状態から脚を整えることにより、美しく、一生健康で過ごせる姿勢を手に入れましょう。
脚の捻じれも取り除ける礒谷式力学療法×CS60の整体院 杉並区・西荻窪 鴨下療法所