股関節・骨盤矯正で正しい姿勢と快適な歩行 礒谷療法×CS60の整体院 鴨下療法所 杉並区・西荻窪駅から徒歩3分
2023年04月24日
西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【内また】
「日本の女の子には、なぜ内またで歩く子が多いの?」
「そうそう、私もそれ感じてた」
これは先日、当所に来てくれたドイツの方とブラジルの方の会話です。
そして、お二人に「何で?」と質問されたので、私は「脚の筋肉が弱いからだと思う」と答えましたが、もう少し詳しく解説したいと思います。
そもそも、人間の股関節のおおよそ90%はO脚です。
その証拠に、高齢になれば筋肉が弱くなり、その人の筋肉の特徴が顕著になりますから、歳と共にO脚猫背が進行します。
歳と共にX脚になる人はほとんどいません。(脚力の低下により、膝を内に絞る、今回説明している疑似Xの方はいますが)
つまり、O脚の脚を内にねじってがに股になるのを防いでいる状態なのです。
例えば、椅子に座った時に膝と膝が離れていては男性は良いでしょうが、女性では見た目がちょっと、という事で膝と膝を付けてX脚みたいにしているのです。
この時に脚が捻じれるポイントは、骨盤が寝た状態で椅子に座っている事です。
O脚ですと骨盤が後傾するので、椅子に座る時にO脚の人であれば写真のように100%骨盤は後傾するのです。
骨盤が後傾していれば、自然な状態であれば両脚は外へ開くのですが、それを自分の意識で内に絞るわけです。

この様に開くのが自然なのですが・・・・

この様に自分で膝を絞っちゃうんですね。
見た目は膝と膝がついているのですが、脚自体は外へ開こうとしている状態、これがO脚の内捻じれ状態を作るわけです。
私はネットフリックスで海外のドラマの他に海外の食べ物系の番組がスキでよく見ていますが、海外の人達は男女問わず脚が太くて強そうです。

骨格、筋肉の特徴はDNAによる遺伝的要素も大きいですが、同じモンゴロイド系の方々を見てもやはり一般的に言えば、内またで歩く日本の若い女の子達の脚の筋肉は細いと思いませんか?
そうなんです、O脚で内捻じれの脚の起こる原因は筋力不足、特に内またにある内転筋群の弱さに起因していると思います。
太ももを内にねじる働きをする筋肉群は太ももの外側にあるので、それらの筋肉と拮抗関係にある内転筋群が弱いと股関節は開いて内に捻じれることになります。
また、O脚であるからこそ、立っている時も、座っている時も膝と膝が離れてしまうので『可愛くない』と言うのも意識的に脚を内にねじって膝を付ける大きな理由の一つでしょうから、結局これも原因はO脚といえますよね。
このような筋肉の状態になると、女性だとトンビ座りや横座り、割座をするのが自然で楽になり、そうした習慣を繰り返すことにより、さらに股関節は内に捻じれていきます。
そして、この内転筋群が弱い原因の一番は、歩くための筋肉を鍛えるべき子供時代に、そこらじゅうを駆け回る、木登りをする、基地作りで穴を掘る等と言うような体を万遍なく使う外遊びが少ないために内転筋群の発育が十分ではないので、その後の歩き方において内転筋を使わない歩き方になりますます筋肉のアンバランスが起きるという事ではないかと思うのです。
(一度太ももの外の筋肉が強く内側が弱くなってしまうと歩き方も、内側の内転筋群を使わない、使えない歩き方になることによりその差が広がるばかりになってしまうのです。またスポーツで鍛えるとどうしてもその競技に合わせた筋肉が強くなりやすいので、よっぽど指導者がしっかりしていないとやはり筋肉はアンバランスになりやすいと思います)

そして、その後も歩くことが少ないのが更に追い打ちをかけているのです。
そもそも人間の90%位はO脚だと思いますが、それは脚を開く太ももの外側の筋肉はもともと強く、内側の筋肉は使わないとすぐに弱くなってしまう筋肉だからなのです。
そして、脚の筋肉が弱くて捻じれていると健康に与える影響で、起こる事を列挙すると・・
1、低体温・・・免疫力も低下
2、足のむくみ
3、冷え性
4、あかぎれ、しもやけ
5、水虫
6、巻き爪、外反母趾、内反小趾、ハンマートゥーなど足指のトラブル
7、偏平足、甲高による甲の痛み、ハイアーチ
8、反り腰・・・脚の内捻じれで起こり、ここから脊柱分離症、脊柱間狭窄症、すべり症などが引き起こされる
と挙げればきりがないほどの問題が生じるリスクがあるのです。
なのに、内またで歩きながらさらに、高い踵の靴などを履いたりするとさらに股関節にも内捻じれの影響が強くなりますから、上にあげた健康問題がさらに心配されるのです。
そして、肝心の解決策ですが・・・
まず自分の体の状態を正しく知り(脚の内捻じれにもさらに左右差がありますから、正しく把握しましょう)、その状態を修正するための歩き方、座り方を実践し、合わせて筋肉の癖を取り除く筋トレを行うことが一番確実ですが・・。
まず!!

↑この時、足の裏はきちんと床につけて、足先はやや内八の字にしましょう。
先ほども書きましたが、脚の美しさはたんに美容だけの問題ではなく健康で過ごすためにも必要な事です。
また、ある方からは次のようなご質問をいただいたことがあります。
「お洋服の時は内股ですが、和服になると外股になるのは、なぜでしょうか?」
これも、とても良い質問をありがとうございます!!
良く、観察されましたね。
ちょっと考えると、着物を着た時の方が内またになるように思いませんか?
でも、逆なんですよね。
それは、骨盤の状態と関係しています。
強い脚の筋肉は太ももの骨から股関節を挟んで骨盤についていますから、内またを作る股関節の内ねじれは、骨盤の転移を引き起こすのです。(骨盤の転移が又股関節の内ねじれを作るという相関関係があるのです)
内またの人の特徴として、立っているとすごく姿勢が良く見えるという特徴があります。
それは、股関節の内ねじれにより反り腰になっているせいなのです。
しかし、着物は体全体をくるむように着るので骨盤を真っすぐな状態に骨盤を立ててくれるので反り腰も中和(こう表現したくなる打ち消しあいです)され、股関節に捻じれが無くなるのです。

そうすると、その人がO脚であれば内捻じれが消失し、単純なO脚になります。
ご質問のように「着物だと外股」と言うのは股関節に内捻じれが無くなったことによる体感的な表現で、脚本来の状態である外股となるのではないでしょうか?(内捻じれがないO脚の状態です)
という事だと考える次第です。
以前、私も二度ほど紋付き袴を着用したことが有りますが、着物で姿勢がこれほど影響を受けるのかと驚きました。
そこで!
日本の義務教育の間、子供たちは着物で過ごし、正しい歩き方、座り方を学び、1か月に1回ぐらい着物で高尾山に遠足に行ってれば、子供の頃からみんな姿勢が良くなり、脚が強くなり、健康も増進し、ひいてはひっ迫している日本の医療費も大幅削減になること間違いなし!!

↑この様に骨盤をしっかり立てて座っているとカッコよくないですか?
とにかく、真っすぐな脚は美容の観点からだけではなく健康のためにも必要なんです。
是非、真っすぐな脚を手に入れましょう!!
股関節の内捻じれO脚もまっすぐできる姿勢矯正×CS60の整体院
杉並区・西荻窪 鴨下療法所
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