股関節・骨盤矯正で正しい姿勢と快適な歩行 礒谷療法×CS60の整体院 鴨下療法所 杉並区・西荻窪駅から徒歩3分
2025年01月14日
西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【陸上トラック】
私も昨年から、陸上競技と少し関わり合いが出来たために、陸上競技関係の勉強を少しづつ始めました。
その関わりあいとは、まずCS60の仲間でトレランやマラソンを趣味にされている方との交流で、「股関節視点でのフォームやトレーニング」のアドバイスを少しさせていただいたこと。
そして、以前からお付き合いさせていただいている東大のバイオメカニクス関係の先生とのお話で、アフリカ系のマラソンランナーはフォアフット、つまり地面に足がつく際により足の先端部分で接地するのが現在のトレンドだ、というお話から、それなら「股関節で骨盤を起こし、腰椎の前弯度を上げれば自然と前荷重になりますよ」とお話をさせていただいたところ、先生の研究室の長距離ランナーの方に興味を持っていただき、「では、実際に数値を計測してみましょう」という運びになったのです。
私は、以前にも早稲田大学のバイオメカニクスの鈴木教授の研究室で共同研究に参加させていただき『股関節矯正により腰椎の前弯度を高めることが出来る』という内容の論文にまとめていただいたことにより、そこまでは証明できたので、今回の研究は、そこから一歩進めて骨盤の前傾、腰椎の前弯がスポーツにどのように影響を与えるか、までを証明したいと考えています。(MRIやレントゲン写真の撮影をすればはっきりと証明できるのですが、それには予算や時間がかなり必要になってしまうので、数字で表すことが出来る陸上競技は最適かなと考えているのです)
股関節矯正の実績は礒谷公良先生の実績を見れば明らかではありますが、それだけではなかなか、この素晴らしい理論が広まりませんし、故礒谷先生から(勝手に)引き継いだ『姿勢教育を義務教育に組み込む』ためにも、科学的に証明したいのです。
ここまで長くなってしまいましたが、そんな私から陸上競技に関わる多くの方にアドバイスさせていただきたいのが、陸上トラックの左回りです。
これは前にも書いたことがあるのですが、先日こんな看板を見かけました。↓
左回りに走るということは内輪差、外輪差の関係で外側にある右脚の一歩が少しではありますが大きくなると言いう事です。
しかし、長距離を走る方などは毎日のようにこの左回りを繰り返し行いますから、その影響は脚長差につながっていくのです。
以前、読んだ本には「陸上選手の心臓は左に少し寄っている」という論文が紹介されていましたが、それは右脚の一歩が大きいことにより右股関節の外転度が大きくなり右脚が長くなり右骨盤が高くなることにより脊柱が左側弯した結果なのです。↓
ゴルフの有名プロ選手でも練習のラウンドでは左打ちで回りコンディショニングをすると言いますから、陸上競技にもぜひこのアイディアを取り入れていただきたいと思います。
具体的には、コースの外側を左回り、内側を右回りにするのはどうでしょうか?
トラックに管理者がいれば、曜日で反対周りにするなどの方法もあるのではないでしょうか?
月、水、金曜は右回り、火、木、土曜は左回りみたいな感じですね。
とにかく、毎日繰り返す運動にはもう少し配慮をしていく方が、競技者のパフォーマンスだけではなく、健康にも大きく関わる話なのです。
西式健康法の創始者西先生は、朝の通勤に自宅から右側の高円寺駅と左側の阿佐ヶ谷駅を毎日変わるがわる使っていたそうですが、ご自分の感性で体の歪む感じがお分かりになっていたんでしょうね、さすが天才だと思います。
スポーツを一生懸命やるのは素晴らしいことですが、それにより体を壊すようなことがあれば元も子もありません。
是非、ご一考いただきたいと思います。
生活習慣から体が歪むと考えているから、生活習慣で直すこともできる礒谷式力学療法×CS60の整体院 杉並区・西荻窪 鴨下療法所
杉並区松庵3‐35‐21 03-5938-7713
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