首の旋回が容易にできるのは背骨の一番上にある環椎と軸椎という骨の構造によるものです。

　しかし、猫背などの不良姿勢によりその関係性が崩れると後ろを向くのに、首だけではなく体全体で振り向く必要が出てきます。

　高齢者が自転車で後方確認をすると車道の方に自転車ごとふらふらと出てきてしまい、危ない思いをしたことがある方はいらっしゃいませんか？
　これなどは、後ろを振り向くときに首だけではなく体ごと後ろを向いてしまったためにハンドルも切れて自転車ごと右に曲がってしまったために起こっている危険な行為になってしまいますから、一度止まるなど安全に注意が必要になります。

　そして、この環椎、軸椎は上部頸椎とも呼ばれますが、頭に近いために非常に繊細で大切な部分なのです。

　最近はPCやスマホを扱う時間が長くなりどうしても姿勢が悪くなりがちですから、その影響はこうしたところにも出てしまいますから注意してください。

　

首の良くない状態は・・・

　猫背などの悪い姿勢による首への影響は、ストレートネックと呼ばれる弯曲が欠落してしまった状態。

　又、過前弯と言い弯曲が強くなり過ぎた状態の2通りに左右への弯曲の複合した状態を指すと思います。

　どの状態にしても健常な状態より筋肉の緊張があるから骨が引っ張られているのですから、首が硬くなり動く範囲が狭くなっています。

　ですから、時々立った状態で後ろを振り向くことで「自分の首の状態」をチェックしてみたらいいと思います。

　肩を動かさないで自分の真後ろが見えるかどうか？

　自分なりの基準を設けて以前と変わりがないか？

　左右の見え方に角度の差はないか？

　是非、時々行い健康管理の一環にしてください。

　そして、もし以前より見える角度が浅くなっているようなら、股関節矯正による根本的な姿勢協背に取り組むことをお勧めいたします。

　猫背を根本的に治せる礒谷式力学療法×CS60 の整体院　　　杉並区・西荻窪　　鴨下療法所