股関節・骨盤矯正で正しい姿勢と快適な歩行 礒谷療法×CS60の整体院 鴨下療法所 杉並区・西荻窪駅から徒歩3分
2019年05月15日
西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【スクワット】
寝たきりにならない為に、脚を鍛えましょう。
そのためにはスクワットが一番!
一日30回だけで一生歩ける!
この様なキャッチコピーが様々なメディアで流れています。
当所でもスクワットを推奨していますが、お一人お一人の脚の状態に合わせてきめ細かくやり方も含めてご指導しています。
私も健康のために足を鍛えるという考え方自体は大賛成です。
そして、あるスクワットであれば私は大げさではなく世界最高の運動であると考えています。
すかし、巷で安易に行われているスクワットに関しては、見ていると不安になるのです。
それはスクワットには大きな落とし穴が存在するので、気を付けて行わないと事故の元になるからです。
以前からお話ししていますように、開脚で行うスクワットには大きく2つの気を付けなくてはいけないポイントがあります。
一つ目は、まず90%ぐらいの人はO脚であるという事実です。
O脚とは礒谷式の定義で言うと、内転筋より外転筋が強い状態と言えます。
つまり、その人が歩いたり運動したりするときに大きく働いているのが外転筋であるという事です。
これはスクワットを行う時にも同様ですから、せっかく足の筋肉を鍛えようと思っても実は主導している外転筋群をより鍛えてしまっていると言えるのです。
ですから、このほかにも山登りとかトレーニングを並行して行っている方はまだ大丈夫かもしれませんが、この運動だけで大丈夫と思っている方は行えば行うほどO脚がきつくなるという事が起こるのです。
二つ目目は、多くの人がすでに股関節に左右差が有るという事実です。
これも、専門に勉強している人間でないとなかなかわかりずらいかもしれませんが、皆さんはかなりの確率で股関節に左右差が有ります。
↑以前にも紹介したことがある写真ですが、骨盤は短い脚側に近づいてしまいます。ですから、両脚を均等に鍛えているつもりでも実は短い脚側に負荷を大きくかけて、左右差を助長していることになるのです。
↑右の方の体軸を赤線で引きましたが向かって右に寄っています。この姿勢により右の股関節はより開脚し右脚が長くなってしまいます。真ん中の女性は亀rを意識してなのか体がねじれています。黄色のまるの中、ズボンのしわを見ると右脚側が引けているのに上半身は右が前に出ていますので左脚が長そうなのに右胸が下がっているのでイレギュラーな歪み方をしていそうです。ですから、お二人ともこうした体のクセを修正するためのスクワットこそが必要なのです。
繰り返しになりますが、大事な話なのでもう一度ご説明を。
およそ90%以上の人はO脚ですから外の筋肉は内側の筋肉に比べてすでに強いんです。
年齢を重ねるごとにX脚になっていく方をご身内や身の回りの方でご存じでしょうか?
そういう人はまずいないですよね。
X脚は内側の筋肉が強いから起こる脚の状態ですから、年と共にO脚にはなってもX脚にはなりません。
したがって高齢者の寝たきり予防でO脚になる筋肉を鍛えたら全く反対に、歩くのがつらくなり、猫背になる、内臓が下垂する、血流が悪くなる、膝が痛む、腰が痛む、肩がこるなど様々なトラブルに見舞われるようになります。
また難しいのが、写真の赤い点線と黄色の線のずれ、つまり自分の正中線を自分でチェックするのが非常に難しいことです。
黄色線にずれているという事は体重が右に余計にかかっているという事です。
さらにモモとスネでのねじれのチェックも怠るとダイレクトに膝のトラブルを作ります。
これらは股関節のクセがそういう身体の状態を作っているのですが、そのくせのままスクワットを行う事で左右の差を決定的に大きくしてしまうのです。
ちなみにこの写真の様なスクワットをしていると左ひざの正面や外側が痛くなる、右ひざの内側が痛くなる、右の肩がこる、右の首筋が痛い、消化器や婦人科が不調というような症状が起こるようになってしまいます。(股関節のずれはそれだけ全身に与える影響が大きいのです)
さらに、脚の筋肉は体重を支えて生活をするために身体の中で一番強く作られています。
その強い筋肉のバランスを変えるのに1日30回とか50回でバランスが回復するわけが有りません。
数十回のスクワットでは全く運動をされなかった方がしないよりましと言う程度です。
自分の体重を負荷にするスクワットは手軽で理想的な有酸素運動ですが、お一人お一人体の状態は違いますから、礒谷式力学療法では屈伸時の足を置く位置をお一人お一人に合った位置を見極めて、必要な筋肉を鍛え、必要なストレッチを行うための屈伸をご用意しています。
世界最高のスクワットも学べる礒谷式力学療法×CS60の整体院 杉並・西荻窪 鴨下療法所
杉並区松庵3‐35‐21 03-5938-7713
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