正座で足の長さが分かるーーー健康管理の基本。まず自分の身体のクセを知りましょう

2019年05月17日

 
以前のブログに「正座をした時にお尻の下で重なっている足の上になっている方の脚が長い」という話を書きました。その時にその理由として先代が言っている股関節のねじれだとサックリと説明をしましたが、私はこれにプラスして下の2つのクセも関係していると考えています。

 ①立位の時には短い脚に体重が多くかかっているので、そのまま体重を乗せて曲げるから、正座をする時に長い脚より先に曲がり足の重なりの下になる。
 ②長い脚側の骨盤は押し上げられていて、すでに骨盤が高位なので同じ側の脚を上にして高くなっている骨盤を支えるのが、おさまりが良い。

 この様な体の使い方は正座をする時ばかりではなく椅子に座る時にも同様な事が生じているのです。こうした体の使い方のクセはその人の筋肉のバランス、強弱でほぼ決まりますから、①や②が起こるのは無意識であれば毎回毎回その動作をするたびに起こっているのです。
 生まれてから現在まで何回座るという動作を繰り返したでしょう?大変な数になる事だけは間違いありませんよね。座るという動作一つでもそうなのですから生活の様々な動作すべてを考えると無意識で動作をする事が恐ろしく感じるほどではありませんか?

 そうして動作を繰り返しただけその癖を行う筋力は強力になり、その癖が体全体におよび、筋肉の緊張が骨を引っ張り体が歪み、自律神経を圧迫して臓器の働きがおかしくなり、血流が悪くなり痛みが消えない、というような状態を作り出してしまっているのです。現在不調や痛みでお困りの方で『自分で自分の健康管理を行いたい!』そういう方には是非当所の健康管理システムを学んでいただきたいと思います。

 まず自分の身体の歪みのクセを知るところが健康つくりのスタートラインにならなければ、せっかくの努力が逆効果となりかねません。
 
  
 

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