四つ這い歩きで、股関節痛が軽減?

2025年03月10日

  西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【股関節痛】

 2024年12月12日NO,892 のTarzan『股関節がすべて』(マガジンハウス刊)によると、読者300人へのアンケートで、股関節に痛みや違和感があると答えた方が70%を超えていた、と紹介していました。
Tarzan 股関節 整体
西荻窪

 違和感は、重だるさ、股関節周りの柔軟性など幅があったそうですが、それにしてもかなりの割合で股関節に何らかの異常があるという事ですね。

 私は、その理由として

 1,脚力不足・・・体重を支えるだけの筋力が無い。体重が多すぎるか、筋力が弱すぎるかのどちらかか又は両方。

 2,姿勢が悪い・・・姿勢を決定しているのは骨盤の状態、その骨盤の状態を決定しているのは脚の筋肉。当然のことながら骨盤が歪むと股関節が歪むことは同じことです。脚の筋肉の強弱のアンバランスは立ち方、座り方、スポーツなどなどで生じますが、一度起こると意識的に修正しなければドンドンその差異は広がるばかりになるのです。

 3,靴の影響・・・まず影響が大きいのは踵の高い靴です。これはハイヒールと呼ばれるような靴ばかりではなく、スポーツ用の靴でもかかとがつま先より2センチも高ければ姿勢に与える影響が大きくなります。また、クッション性も関節などに優しいといううたい文句は分かりますが、やはりすでに歩く時に前荷重になっている人が履けばかかとが高い靴を履くのと同じになってします。また、靴自体の素材が硬すぎると足にある細かい関節が動かないために固まってしまいます。はだしで歩いた時に動く足の動きと同じように脚が動く靴を選びましょう。ファッションなどでどうしてもこの靴が履きたいならば、そのリスクを知り履く時間を短くする、そのフォローを行う事をお勧めします。

 4,スポーツ・・・どうしても動きが偏ってしまいがちになり、それが脚の筋肉の強弱のアンバランスの原因になります。『姿勢が悪い』でも書きましたが、偏りは修正しなければどんどん大きくなりますから自分の体のクセを知ることが修正のポイントになります。

 鴨下療法所では、上記のような股関節のトラブルを作る原因を問診や姿勢から判断してその修正のアドバイスを行っています。

このブログでも、紐結び、膝抱え、腰枕など礒谷式力学療法の股関節を整える方法を紹介してきましたが、今回はそうした股関節のズレを自分で修正できる簡単な方法をご紹介いたします。

 ただこれも自分の体のクセを知るところから始めないとかえってダメージになることがありますし、少し行って痛みや違和感が増す方はすぐ中止してください。
 行う時は自己責任でお願いします。

 まず、左右の股関節の癖をチェックします。

 立った時に右の脚に体重を掛けた方が楽

 振り返る時に右から振り返ることが多い

 靴、靴下、ズボンを左脚から履く

 簡単ですが、これに該当する方は左脚が長いために重心が右にあると考えられます。
 また、これに該当しなければ反対に右脚が長く重心が左にあると考えられます。

 これが股関節の左右の長短差の確認です。

 そして、次が股関節の状態から骨盤が後傾しているかどうかのチェックなのですが、これはほとんどの方がO脚であるために、簡単なチェックを行います。

 四つ這いになり、おへそを床につけるヨガの猫のポーズをしたときに腰に反りが出来るかどうか?を確認してください。

 ヨガ 猫のポーズ 姿勢矯正 整体 西荻窪
 ↑背骨の反り、特に黒矢印の腰椎のあたりにこの方のように反りがしっかりと生じるか確認してください。そりが小さい方はO脚傾向が強いことが考えられますが、体の柔軟性がある方や股関節のねじれにより反り腰傾向の方はO脚でも腰椎に反りがある方もいらっしゃいます。またX脚の方は腰椎の前弯が大きいので、反って痛みが出るような方はこのチェックの時点で中止してください。

 この四つ這い委の姿勢ではこの骨盤が起きる(腰椎がしっかり前腕しやすい)ために股関節が2足直立の状態より深くはまります。

 しかも、2本足から4本足になるために体重の負荷がおよそ半分に軽減できているわけです。

 そして、先ほどチェックした左右の脚長差も修正したいので、左脚が長かった方は体重を左にかける必要があるので、体重の掛かっていない右脚から1歩目を出して、左回りにお部屋を四つ足で周回してください。
 右脚が長い方は左スタートで右回りになります。

 膝に負荷がかかりますからカーペットや畳のお部屋で行うか、膝当て的なものをご用意して膝に負担を掛けないように行ってください。

 また、左右の脚幅は骨盤の幅以内、足先指先は平行で真っすぐをキープしてください。
 膝が内に入るとかえって股関節がねじれますので、正面から見て常に手足をつくところが平行になるようにお気を付けください。

 これは、股関節疾患により股関節が激しく痛み歩くことがままならないときの対処法でもありますが、ちょっとした股関節の違和感などでも、うまく行えば効果を感じていただけるのではないかと思います。

 また、股関節痛がある方などは歩く時に骨盤が動かなくなっている方も多いので、この四つ這いの練習で脚と骨盤の連動なども意識していただき、歩き方の練習につなげていただくと歩く時の股関節痛、違和感軽減にもなるという事は、これが対処療法ではなく根本的な股関節改善法であるということでもあります。

 また、この四つ這いで脚を開くなどほかの運動に発展させる方法もありますが、自分の股関節の状態をしたないうちに行うのは危険ですのでおやめになることを勧めます。
 そうした運動では、その時はねじれが取れてすっきりするけれどかえって状態を悪化させてしまう事も多くあるので気を付けてくださいね。

    股関節の違和感痛みを根本から良くしたいという期待に応える礒谷式力学療法×CS60の整体院   杉並区・西荻窪 鴨下療法所
                      杉並区松庵3‐35‐21   03-5938-7713
 

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