股関節・骨盤矯正で正しい姿勢と快適な歩行 礒谷療法×CS60の整体院 鴨下療法所 杉並区・西荻窪駅から徒歩3分
2024年12月06日
西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【体のねじれ】
ある患者様からのLINEのご質問です。
屈伸について教えていただきたいことがあります。
「屈伸の時、最初は左斜めの方向に体が向いていたのですが、だんだんと正面に向いてしまいます。
これはきがついたら左に戻した方が良いのですか?
それともそのまま正面でやっててよいのですか?」
↑左脚が長い方に行っていただく礒谷式屈伸運動では、左脚を引いてO脚の方は足先を閉じで踵を開くVの字型の足の位置になります。この時に左足を引いた分だけ体は左ハスになるようにします。
↑初めの写真のように左ハスで始めた屈伸運動ですが、時間がたち姿勢に対する意識が薄れると左骨盤が前に出るために体幹が正面を向いてしまっています。この状態ですと、左脚が引けているのに体幹が正面ですから、体は右に捻じれた状態になってしまっているのです。
この方は、元プロボクサーの方でご自分の体に対する興味が大変深く研究熱心な方です。
左脚が長く、左の骨盤が前に出る癖があり、特にボクシングという競技の特性として前荷重になりやすく体軸を細く保つために膝を内へ入れる様な体の鍛錬により股関節が強く内に捻じれた状態になっています。
この状態により一見とても良い姿勢に見えるのですが、じつは体幹部全体に筋肉の緊張が見られ、特に腰はその度合いが強いと感じました。
今回、この方を題材にさせていただき考えたいのは、体、体幹のねじれの問題です。
この体幹のねじれも上記したように股関節のねじれからスタートしますが、股関節のねじれとは太ももの大腿骨と骨盤の二つを指しますから、骨盤のねじれともいうことが出来ます。
私も小学生時代の剣道の時についた癖だと思われるのですが、剣道では常に右脚が前なので右の骨盤が前に出る体のクセが有ります。
通常は今回ご質問いただいている方のように、左脚が長いと左骨盤が前に出やすいのですが、私の場合は反対に左脚が長いのに右骨盤が前に出やすいというミックスタイプになっているのです。
この辺は、その人のスポーツ歴や長い時間取り組んだ仕事や趣味なども影響してくるのですが、そうした体幹のねじれは股関節がねじれることにより起こるのです。
試しに、起立して腰幅ぐらいに脚を開いて足先は平行にして動かさずに、左方向に振り向くように体幹を動かしてみてください。
この時に、右股関節には内にねじれる感覚があると思います。
これが、右股関節内旋により起こる骨盤及び体幹の左ねじれです。
この状態にある人の特徴としては・・
左肩が下がる
顔が左方向に向いている
右耳が大きく見える
右肩が前に出ている
左肩が下がる
スカートをはいた時にスカートが左に回る
右胸が左胸より高く大きい
左肩・首が凝る
左目の視力が低い
動悸、息切れが起こる
風邪をひきやすく、引くとのどにくる
などが起こりやすいのです。
そうして、このような症状をその症状だけで直そうとしても、また繰り返しやすくありませんか?
それは根本的なアプローチをしていないからです。
体のねじれは神経や血管の圧迫が起こっているという事なのですから、その根本である股関節・骨盤から整えることにより修正しましょう。
体のねじれをほおっておいて良いことは1つもありません。
是非、体のねじれに気が付いたら股関節からの矯正をお勧めいたします。
ちなみに後日談ですが、この方がこのご質門の1か月後に再来所くださったときに、「最近、猫背になったように感じます」と言われました。
そこで、お体を拝見したのち股関節の矯正を行いましたら、腰から背中がすごく柔らかくなっていることが確認でき、その旨をお伝えすると、ご本人も「確かに、柔らかくなってますね」と同意くださいました。
この方は、真剣に1カ月間矯正体操などに取り組んだ結果、股関節の内捻じれがかなり真っすぐになりましたので、その影響で体幹部の肌肉の緊張がかなり緩んだのです。
すると、それまで筋肉の緊張により『一見良い姿勢』に見えていた姿勢が緩んだせいで本来の猫背が顔を出した、という感じであると判断しました。
そして、筋肉が緩んできて自然体と呼ぶべき本当の良い姿勢を作る入口に来ていること、矯正がきちんと進んでいることを説明し、良い姿勢で座ることなどを今一度アドバイスさせていただきました。
また、次回こられるときにどのような変化があるか?楽しみです。
体のねじれも根本から解消する礒谷式力学療法×CS60の整体院 杉並区・西荻窪 鴨下療法所
杉並区松庵3‐35‐21 03-5938-7713