片脚立ちから分かる左右均等な運動の間違い?

2020年04月18日

西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【片脚立ち】


 写真左側は左片脚立ち、右側が右片脚立ちです。
 体の外側の線と身体の中央を走る黄色の線の幅では、右側の方が広くなっています。
 
 

これは右側の写真の緑色の矢印で記したように、骨盤が右脚により深く乗っていることにより起きた現象で、これは股関節の左右差により起こるのです。

 こうした左右差はほとんどの人に起こっています。

 この方は太極拳のツルのポーズで片足立ちトレーニング(これだけではないですが、これもきっかけの一つでしょう)で腰痛を起こされてしまいました。

 つまりもともと右脚に体重がかかりやすいのに、さらに片脚立ちにより左右差が大きくなってしまったことにより骨盤の高低差が大きくなり腰痛が起きてしまったのです。

 これは、この方の股関節の状態から起こる現象なのです。

 どういう事かと言うと、左足の太ももの外側の筋肉が強く働いているために骨盤が左脚に乗りきらない状態なのですが、左脚の筋肉において内またにある内転筋群が、腿の外側の外転筋群より弱いから起こります。

 そして右脚においては左脚より内転筋群が強いために右脚に骨盤がしっかり乗っています。

 礒谷療法の理論では、骨盤が脚にしっかりと乗る股関節の内転により脚が短くなり、反対に外転により脚が長くなると言っているのです。

 と言うことは、歩く時にはこの片脚立ちが連続するわけですから、歩いているだけでも左右差はどんどん大きくなるということになるのです。

 歩きだけではありません、ラジオ体操、自彊術等どんな健康法でもトレーニングでも左右均等に行うようなやり方では、かえって左右差を大きくしてしまうリスクが高いと言えます。

 ご本人は左右均等な運動だから体を歪めるなどとみじんも考えていないと思いますが、この現象はほとんどの方に多かれ少なかれ起こっています。

 そして、それに気が付かないで長い年月生活する中で体の歪みが少しづつ大きくなり、気が付いた時には色々な不調に悩まされたり、痛みがつらいという状態になってしまうのです。

 ですから、体の不具合が無くても自分の体の状態を知っておき、生活の習慣として修正法を実践するということは未病を防ぎ、不必要につらい思いをしなくて済むということにもなるのです。

 したがって、健康法はまず自分の体のクセを知るところから始めましょう。

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