ハービーハンコックにみる楽器演奏時の姿勢の大切さ

2019年02月27日

 西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【楽器演奏時の姿勢】

 当所には、色々な音楽を趣味にされている方々が来られています。

 ピアノ、バイオリン、ギター、ウクレレ、フルート、ドラム、など皆さん楽しまれています。

 しかし、楽器の演奏は体を左右均等に使うことが意外に少なく、楽器によってはかなり体にダメージがあるのではないかと思います。
 
 以前にも書いたことがありますが、例えばギターを弾く時には多くの方が左手で弦を抑えッ右手でストリングスをはじく姿勢になりますが、その姿勢だとギター本体の重さが右に偏るためにもともと左脚が長くて右重心が得意な方にはますます右重心が促されて胃腸など消化器系、泌尿器系、生殖器系にトラブルば起きやすくなってしまう事も起こるのです。

 また、バイオリンでは楽器を左のあごの下につけるために右脚が長くて左重心が得意な方の場合、ますます左重心が強くなり呼吸器系、循環器系にトラブルが起きやすくなります。
 
 楽器の演奏もスポーツも身体表現という点においては同様で、体に緊張が有れば、それがパフォーマンスにも影響が出ます。 

 ここに張りつけた動画はジャズ好きな方ならご存じピアニスト、ハービー・ハンコックとベースのロン・カーター、ドラムのトニー・ウィリアムスのトリオです。どうですか3人とも、姿勢が良いですよね。

 
 ピアノを習うと「いい姿勢で座りなさい。背筋を伸ばして!」と言われていたのではないでしょうか?

 そもそも猫背は、O脚により骨盤が後傾することにより始まるのですが、その猫背の原因を無視して背中を真っすぐにするという事は非常に無理が有ります。

 骨盤は後ろに倒れて背骨も後ろに引っ張られているのに、骨盤を後ろに引っ張っている脚の強い筋肉を無視して背中の弱い筋肉で反対方向に力を入れなければ背筋は伸びないのです。

 これを言い方を変えると、骨盤が後ろに引っ張られている緊張に対して、意識による不当緊張を体に上書きしている状態と言うことが出来るのです。
 
 私の剣道でも同様でしたが、良い姿勢=背筋を伸ばす、という指導が世の中の大半ではないでしょうか?

 特にピアノなど小さい時からスタートする習い事においては、子供は素直に先生のいう事を守ろうとして頑張って背中に力を入れて良い姿勢を作る習慣を作ろうとしてしまうのです。

 それが、子供の頃は筋肉の復元力も良くて何ともなかったものが加齢とともに、体が耐えられなくなり腰痛などの症状になり表に現れてきます。
  
 良い姿勢=筋肉の緊張が無い、でなければならないのです。 

 そしてその為には下半身の筋肉のバランスが良く強くなくては柔らかい上半身の獲得を目指していただきたいと思います。
 
 是非Youtubeなどでハービーの他の演奏も見てみてください。
 
 骨盤が立っているから上半身に全く緊張が無く体はあくまで緩やかで、気持ちは恐ろしいほど音に集中している様子が分かるのではないでしょうか? 
 
    音楽家にも必要な良い姿勢を作れる礒谷式力学療法×CS60の整体院   杉並・西荻窪  鴨下療法所
                                    杉並区松庵3ー35-21 03-59387713

姿勢矯正 西荻窪 整体

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