足首の内回しが出来ない

2019年04月02日

 ある患者様が「先日、左の足首の内回しが出来ないことが分かったので、最近練習して少し回るようになってきたの」と言われました
 椅子に座って左脚を宙に浮かして内回しをしていただくと、確かに円運動にならずにカクッ、カクッとぎこちない動きでした。
 この方は左股関節の開く癖が強い方なので、重心が小ゆび側にかかっていますので足首の関節が真っ直ぐな状態ではないので、私には当たり前のことではありますが、その方は職場のみんなが出来るのに、自分だけできない、という事がちょっとショックだったので毎日練習をされていたそうです。
 しかし、ただ足首回しをしても足にかかる重心が変わるわけではありませんしスネにある足首を動かすための筋肉の状態もさほど変わらない為に多少可動域が広がるぐらいだったようですが、矯正を受けていただいた後、約30分位屈伸をしてから同じように足首を回していただくと「回った!」そうです、明らかに初めとは違いしっかりと足首の円運動が出来ています。
 
 股関節矯正で体重がきちんと足首にかかるように調整をして、屈伸運動により自重で筋肉のストレッチを行い足首を正しい状態に正していただいたのでスネから足首にかけての骨が正しい状態にかみ合わさったのです。

 皆様も足首を回してみてください。どこか動きずらい場所がないか?左右の足首に差がないか?こんなところにも体の歪みのサインが隠れているんですよ。足首は地面の凹凸などを吸収してくれ、歩行の安定には出来るだけ柔軟にしておきたい関節ですが、ただ柔軟なだけだと捻挫などもし易くなります。それを防ぐには構造的に安定させる強さも必要なのです。「強くて柔軟(安定)」これを目指すのが当所の目的なのです。
 

カテゴリー: