股関節・骨盤矯正で正しい姿勢と快適な歩行 礒谷療法×CS60の整体院 鴨下療法所 杉並区・西荻窪駅から徒歩3分
2023年07月31日
西荻窪駅から徒歩3分の整体院・鴨下療法所です。
先日ある80歳代の女性の患者様がお話くださいましたお話です。
↑ちょうどいい写真が見つかりました。まさに悪い腕の使い方をしているから肩が痛い、なかなか治らないという典型例です。(その理由は?分かりますか?)
その方は昔、お散歩中にバランスを崩して壁に捕まった時に肩を痛めていらっしゃた時に、かなり慎重に動かさないように気を付けていた時に、ご友人にそのことを話されると、その方に「あなた、肩が痛いからって動かさないから痛みが取れないのよ~」と言われたそうです。
そのご友人は90歳代のやはり女性!
「私だって、元気そうに見えるかもしれないけど、あっちこっち痛いところもあるけれど、頑張って動かしていれば痛みは消えるのよ」と言われたそうです。
この方はもちろん素人ですから、ご自分の経験からの考え方ですから、ちょっと乱暴だなとは思いますが、考え方の大筋では私も大いに同意します。
まず、転んだら、骨折の有無や筋肉の断裂などは初期手当が大切ですから、しっかりと診断してもらい、その後打撲やねん挫などの急性の症状にはRICEの法則で、Rest(休息)Icing(冷却)Compression(圧迫)Elevation(挙上)の手当てが良いとされています。
しかし、その後。
あまり長い時間、安静にしていると治るタイミングを逸してしまいます。
以前、このブログでも書きましたが脚などの痛みで安静にしすぎて筋肉が衰えてしまう事例もありますし、やはり動かなさ過ぎて関節を固くしてしまったり、血行不良を起こすという事が心配です。
私の行っている礒谷式力学療法では、骨格を正すことにより神経や血管の圧迫を取り除くことによりトラブルを解決していきますが、基本は「血が通えば細胞は必ず自己修復する」という事が基本ですから、そのためにはやはり動かす事がとても大事だと考えます。
しかし、ここで注意したいのは痛みを我慢して動かすのか?という問題です。
私がこのご友人の方の「動かして痛みを消すのよ」という考え方を少し乱暴だと言ったのはここなのです。
と言いますのは、痛みは自己修復をしている時にも起こりますが、体がその使い方は良くないよと教えてくれる時、つまり自己防衛する時のサインでもあるからなのです。
つまり、腕の使い方が悪くて出ている痛みを、良くなるためと思い無理して痛みを我慢して使うと逆効果になりかねないのです。
それに対し、正しい使い方をして痛みが出るのは、現状悪い状態だから正しく使っても痛むという事なので、それは少しづつだましだまし、その方向で使うことにより状態が改善すると思うのです。
ここが「動かさないと、治らないわよ」という部分だと思います。
ですから「正しい使い方で、少しづつ動かして痛みを取り除く」と表現するのが妥当ではないでしょうか?
なかなか痛みが取れないという方は、ここが間違っているからなのかもしれませんからご注意くださいね。
体の正しい使い方も学べる礒谷式力学療法×CS60の整体院 杉並区・西荻窪 鴨下療法所