股関節・骨盤矯正で正しい姿勢と快適な歩行 礒谷療法×CS60の整体院 鴨下療法所 杉並区・西荻窪駅から徒歩3分
2024年12月23日
西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【脚長差の測り方】
これに関しては、本当に多くの間違った意見が多く見られます。
そもそも、なぜ脚長差が生じるのか?という根本が理解されていないから起こる間違えと言っていいと思います。
脚長差!
これに、科学的にアプローチをして結論を得た方は礒谷公良先生です。
しかも、70年以上も前にです。
治療院に多く来られていた跛行(はこう:歩く時にカックンカックンとなってしまう歩き方)の患者様が多かったために、正しく歩けるための研究を開始されました。
脳梗塞の後遺症で片麻痺の方、脳性小児まひ後遺症で歩くことが困難な方々の脚の骨のレントゲン写真を撮ることが初めだったようです。
そこで、先生は脚の骨の長さに左右差がないことをまず発見され、次にではなぜ脚長差が生じるのかを調べるために脚の骨の何ヶ所かに鉛の印をつけて、レントゲン撮影をして、ついに股関節角度の左右差を発見されました。
股関節角度というのは骨盤と脚の大腿骨との噛みあう角度のことです。
つまり、脚長差はこの二つの骨の総合的な転移により生じると発見されたのです。
↑右脚が長い人の骨格がどのようになっているかを先生が書かれた礒谷式力学療法の理論図です。右の骨盤が高くなっていますが、これは右脚の外側にある股関節外転筋群が骨盤の後ろに付着しているために骨盤が後方へ引っ張られた結果、様々な筋肉に偏りが生じ骨盤自体が転移することにより脚長差が生じていることを図示しています。
↑昔のレントゲン写真で分かりにくいですが、右骨盤が高く、肥大腸骨が幅広く、右坐骨孔が大きいことが分かります。又左の大腿骨骨頭が内にねじれているのが分かりますが、これらは上の図とほとんど同じですよね。(写真はIsogai Dynamic Therapy LATTICE刊 礒谷公良 礒谷良仁共著から出典)
よく間違えている考え方に・・
↑このように骨盤が高いのだからそのぶん脚が短くなる、という考え方ですが、重力がある地上に立った時にこの考え方では脚長差を説明しきれないのではないでしょうか?この考え方をすると脚の短い方を高くすればいい、寝ている状態で骨盤の高さをそろえればいいと、言うことになりますが人間は重力下で二足直立するのが基本なのですから、その時に骨盤の高低差がある理由、脊柱が弯曲する理由が説明できなくなってしまいます。
そして、この股関節角度の査収差が生じる原因は脚にある様々な筋肉の強弱の差によるものなのです。
例えば、私は脚の外の筋肉に比べてうちの筋肉が弱い状態(これは90%ぐらいの方がそうです)なので基本がO脚です。
そして、その外の筋肉の強さの度合いが左の方が強いので左脚が長くなっています。
左脚が長いと体重は骨盤の低い方へ自然とかかりますから右脚に骨盤を乗せる、つまり右荷重が習慣化し、脚長差が決定的なものになっています。
ですから、この状態を修正するためには、脚の内側の内転筋群を鍛える事と、左の外転筋群の働きを弱める事により脚長差を解消していくのです。
毎度紹介していますが脚を紐ので結んで寝るのは、この外転筋群を緩める働きがあるから効果が高いのわけです。
と、ちょっと脱線していました。
今回はにおける脚長差に関してでした。
ですから、正確な脚長差を自分で計る場合は立位での左右差を見なくてはいけません。
壁に背中をくっつけて脚を閉じた状態での骨盤の高さを見てください。
手を平らにして、ウエストラインのくびれの肋骨がない所に骨に注意して少し押し込み、下に下げると骨盤の上端にぶつかりますから、その状態を真正面から写真で撮影すると骨盤の水平ラインが分かると思います。
おなかの大きい方や、分かりにくい方は単純に右脚で立った時と左脚で立った時のしっくりくる感じで判断もできますが、これも痛みが有る方はイレギュラーになっていることが多いので難しい方がいるかもしれません。
あとは礒谷公良先生の本を見ると、それぞれの脚の長さに応じて現れる体の特徴、疾患の種類などでも判断は出来ると思います。
私のブログも色々と書いていますので是非参考にしてみてくださいね。
脚長差の測り方も正確にできる礒谷式力学療法×CS60の整体院 杉並区・西荻窪 鴨下療法所
杉並区松庵3‐35‐21 03-5938-7713