ヒートショック現象を予防する生活習慣

2024年12月20日

 西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【ヒートショック現象】

 先日、お若い中山美穂さんの死因がヒートショックか?ということでまた注目を集めている現象ですね。
 中山さんのご冥福をお祈りいたします。

 さて、そもそもヒートショック現象とは、wikiによると・・

 ヒートショックとは急激な温度変化により身体が受ける影響のことである。
 比較的暖かいリビングからまだ冷たい浴室、脱衣室、トイレなど、温度差の大きいところへ移動すると、身体が温度変化にさらされて血圧が急変するため、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こすおそれがある

 ですから、一番温度変化の起こり易い脱衣所やおトイレなどの空気を温めるなど環境を整えることは特にご高齢で高血圧や動脈硬化などの心配がある方はとても大事な事になります。
ヒートショック 整体 西荻窪

 もちろん、これは中山さんのように若い方でも同様ですが、そうした住環境への配慮と同時に考えたいことがあります。

 それは、毛細血管です。

 どういう事かといいますと、これを言われていらっしゃるのは西式健康法の創始者西勝造先生なのですが。

 ごく簡単に西勝造先生の理論を私なりに要約してみますと・・・

 まず西先生は『心臓みたいな小さなポンプでは全身へ張り巡らされた血管隅々まで血をおくることが出来ない』と考えられていらっしゃいました。
 血の流れは血管そのものの働きによるものであるから、とにかく全身のバランスを良くすることにより血管や圧迫が無いようにしよう。
 そして、とくに毛細血管の吻合部におけるグローミュー血管の働きを良くしよう。

 ということだと思います。

 このグローミュー血管とは、フランスのグローミュー先生が発見、命名された動脈から静脈に切り替わる部分、吻合部の手前にあるバイパス的な働きをする毛細血管だそうです。

 吻合部とは、動脈で運ばれた血が、細胞に栄養や酸素を送り込むために一度途切れて細胞に開き、その細胞から今度は血は戻るために静脈に入る場所ですが、その時に、細胞から冷えを血に含ませないように吻合部の手前のバイパスであるグローミュー血管で回避する機能があると、おっしゃっています。

 このバイパス機能は、ちょっと説明が難しいのでご興味のある方は是非西式の書籍などで研究してみてください。

 そして、西式健康法では、そのバイパス機能を活性化させるために色々な体操や温冷浴などを推奨され、西先生は「このグローミューがきちんと働いていれば、急激な温度差による心臓疾患も防げる」と言われています。

 ということは体がその機能を万全に保てていれば、ヒートショックなども防げるということですよね。

 そこで、私も具体的に日常生活で気をつけられることを考えてみました。

 1、体に歪みをなるべく作らないようにする習慣・・・椅子に座る時に脚を組む、立っている時にどちらかの足にばかり体重をかけないなどにより、姿勢を悪くさせて筋肉の硬縮による血管の圧迫が起こらないようにする。

 2、普段からなるべくたくさん、正しく歩き脚の筋肉鍛える・・・・体温を作る大事な働きがある足の筋肉、体温が低ければ体の機能が低下しますから頑張ってよく歩く習慣を作りましょう。

 3、食べ物で体を冷やしたりしないようにする・・・中国や韓国には医食同源の思想が残っているのに、世界に冠たる日本食がなぜこんなにいい加減になってしまったのか不思議です。季節の野菜などには体に対する働きが有ります。トマトやナスでしたら体を冷やす働きですから、夏に食べるわけですが最近はハウス栽培などの影響で一年中購入できてしまうので『旬のもの』という概念も無くなっているように感じます。また於保先生によると、深部体温が低いと体表はほてって感じてしまう『冷え火照り』状態になるために寒いのにアイスやアイスコーヒー、ビールが飲みたくなるそうですが、これらの摂取によりさらに深部の体温が下がり体の機能が低下するそうです。季節の旬の食材をバランスよく食べる習慣を作りましょう。於保先生と飲みに行った時に先生は、少し詰めていものを飲まれると、チェイサーでお湯をすぐ飲まれていました。その徹底ぶりに驚くとともに見習わなければと思いました。先生曰く「下がった体温を上げるのに自分のエネルギーを使う事ないでしょ」と。そして、お湯を飲むと口の中がサッパリして次の一杯がまたおいしくいただけますし、二日酔いにもならないそうです。

 まず体を整え、食べ物、運動の良い習慣!!
 この3つに良い習慣つくりをしていれば最高のリスクマネージメントになると思います。

   生活習慣からヒートショックを考える礒谷式力学療法×cS60の整体院  杉並区・西荻窪  鴨下療法所
                 杉並区松庵3ー35-21   03-5938-7713

姿勢矯正 西荻窪 整体 CS60

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