変形性股関節症の方の歩き方の特徴と対策

2019年04月29日

  西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【変形性股関節症】
  
 変形性股関節症の歩き方の特徴は5つあると言われているそうです。

 1.上半身が左右の傾く 

 2.地面を蹴るのが早い 

 3.小股で歩く 

 4. 上半身が揺れる 

 5.歩くのが遅い 

 という事ですので解説します。

 1は、股関節が外に捻じれると脚が仮性延長と言い骨盤の上端から足の裏までの長さが長くなり骨盤を押し上げてしまう事により骨盤の左右に高低差が出来るために起こります。
 健常者でも左右の股関節の転位の差が大きいと5㎝の差が生じますので股関節自体に疾患がある場合はさらにその差が生じます。

 もしくは、筋肉の緊張が強くて神経圧迫が起こっているケースの場合はトレンデルンブルグ歩行という中殿筋麻痺による歩き方になる場合があります。

 2は、脚をつくと痛みが有る方は、脚に体重を乗せたくない為に速く移動しようと、ぱっぱと左右に体重を乗せ換える事により特徴的な歩き方になりますが、実はこの歩き方こそさらに痛みを増大させています。

3は、X脚系の方に多く起こります。X脚とは股関節が内転した状態なので基本的に反り腰になり脚の骨にロックがかかり1歩の長さが短くなります。またO脚系の方の場合でも変形の進行状態では股関節自体の可動域が狭くなりますので、合わせて1歩が小さくなる傾向があります。

 4は、変形性股関節症など股関節疾患は関節自体の先天的な器質的な問題もありますが、それにより筋肉もアンバランスになり緊張を起こしやすいので筋肉自体が硬くなりしなやかさを失調しているために動くが硬くなることも多々あります。またO脚系の人は外転筋群が硬縮して使えなくなり、X脚系の人は外転筋群が弱いためにトレンデレンブルグ様歩行が生じることがあると思います。もちろん1の脚長差も影響しますが、中臀筋の状態の影響により脚に骨盤がしっつかりと乗りにくいという状態が起きやすいと言えると思います。

 5は、歩行のスピードは1~4までの複合的な理由で遅くなる傾向にありますが、一番の理由は痛みへの恐怖ではないでしょうか。

 そもそも歩き方が正しくなかったから股関節にダメージが来てしまったという方もいらっしゃいますから、正しい歩行の習慣を作り痛みが出ないように歩かないといけませんし、またどうして変形性股関節症になったかの認識を持ち、その原因である筋肉の偏在した状態を治すのが保存治療の一番の目的にならなければいけません。

 やみくもに、変形性股関節症だからこの運動などご本人の状態と会っていない体操を鵜吞みにして続けている方もいらっしゃいますが、是非ご自分の股関節の状態に合わせた運動、歩き方を習慣化していただきたいと思います。

 当所では股関節矯正により正しい股関節角度を習慣付け、硬い筋肉を緩め、弱い筋肉を鍛える体操の指導、お一人お一人の正しい歩き方の指導を通して積極的な保存治療を行います。 
 
   変形性股関節症、ペルテス病、臼蓋形成不全、股関節脱臼の方が通う礒谷式力学療法×CS60の整体 杉並・西荻窪 鴨下療法所
                       杉並区松庵3‐35‐21  03-5938-7713

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