ほんとうに、歩き過ぎはいけないのでしょうか?

2019年05月12日

 西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【歩き過ぎ】
 

 先日、ある方とお話ししていると「健康のためにずっと毎朝公園を散歩していたけど、歩き過ぎは良くないと言われたから、最近は週に3回位ジムでアクア・ウォークとエクササイズをしているの」と言われました。

 歩き過ぎって、どれぐらいの時間なのかお聞きすると約1時間とのこと。

 もったいない!
 最高じゃないですか~。

 どこが歩き過ぎなんでしょうか?
 
 厚労省の高齢者の推奨歩行数は12000歩ですから、1秒間に2歩とすると100分でそれぐらいになるのですから、買い物や日常生活のあれこれで30~40分歩けば朝の散歩1時間と合わせて余裕で目標歩数達成です。

 歩き過ぎと言われたのは、詳しくお聞きしませんでしたが、膝や腰に痛みが出たのが歩き過ぎているせいだという判断のためかもしれませんが、もしそうなら考え方を改める必要が有ります。

 それはそれぐらいの距離で起こる痛みは大体歩き方が悪いために起こっているからで、決して歩き過ぎなどではないと思います。

 以前にも紹介しましたが、私の父の祖母は、武蔵小金井から赤ちゃんの父を背負い実家の立川の砂川まで朝歩いて出発し、帰りにはお土産の野菜もたっぷり持って夕方には帰宅していたそうですが、これ全部徒歩での話なんです!!

 グーグルマップで見るとおよそ10キロ、片道徒歩2時間10分と出ます。

 これを70歳台の女性が、赤ちゃんおんぶして往復ですよ。

 帰りは野菜プラスですよ。

 現代では、相当鍛えている人でないと難しいですよね。

 この距離を先ほどの1秒2歩で計算すると31200歩です。もちろんこれは毎日の歩数ではありませんが普段からしっかり歩いていなければ歩けないと思います。

 私も気合を入れた散歩で30000歩超えることがありますが、かなり脚にきます。
 翌日は若干の筋肉痛が残る感じの歩数です。

 ですから、先ほども書きましたが問題は『歩き方』なんです。

 私が考える『正しい歩き方』とは、単純に言えば『長く歩ける歩き方』です。

 長く歩けるということは、脚の筋肉を平均的に使うことが出来るために疲れが少ないからです。

 これに対して、例えばO脚で歩けば太ももの外側の筋肉ばかりを使うために脚も疲れますし、重心の状態が悪いために脛なども疲れます。
 さらに骨盤が後傾していれば腰痛が起こったり、太ももの前側の筋肉が緊張を起こし膝が痛くなることも有ります。

 また、脚の筋肉に左右差が有れば歩くほど左右差が大きくなるために歩くことにより体調不良も起こるのです。

 よくお医者さんや事務のインストラクターの方などが、膝や脚に痛みがあるならプールでのウォーキングが良いという方がいますが、それも私はよくその方の状態を考えないといけないと思います。

 と言いますのは、水中での歩行は胸まで水があれば体重の30%しか脚への負荷にならないと言われていますから陸上で生活するために自重を支える筋トレをしなくてはいけないのに効果が期待できないからです。

 確かに水圧などの抵抗でエネルギーは消費しますからダイエット等の目的の方にはいい部分も有るのですが、歩く筋肉を鍛えるのはやはり重力下でなくてはだめなのです。

 ですから、プールウォークに飛びつく前に、まず歩き方をしっかりと練習して、正しい歩き方なら痛みなく歩けるかどうかを判断してからが良いと思います。

 ウォーキングの基本は歩き方!

 そこからスタートしないとこの方のように体のどこかを痛めてしまうかもしれません。

 元気で寝たきりにならないようにするために、正しく楽しく歩きましょう。 

        歩き方も学べる礒谷式力学療法×cS60の整体院 杉並・西荻窪 鴨下療法所 
             杉並区松庵3ー35-21   03-5938-7713

姿勢矯正 西荻窪 股関節 整体

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