歩き方としっぽの関係

2026年03月02日

西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【しっぽ】

多くの脊椎動物はしっぽを持っています。

その役割をは・・・

①バランスサーとしての機能。多くの四足歩行の動物で、運動の際や樹上において、姿勢を維持したりバランスを保ったりする役割をしていると考えられます。クジラや魚類などでは、水中で泳ぐ際の姿勢を維持し体を安定させるのに尾が重要な役割を果たします。

②手や脚のように使う。クモザルはしっぽでものをつかむことが出来るそうです。以前テレビで見ましたが、しっぽで体を持ち上げて脚で相手をキックしていました。また、じっと立っているとき、2本の脚に尾を加えて三脚のように立っています。ゆっくり移動するときは、前脚・後脚に尾を加えた「五足歩行」をするそうです。

③イヌは、コミュニケーションの手段として尾を使っているように見えます。ネコもいぬほどではないですが、売体をなぜてもらってうれしそうなときはリラックスして自然にしっぽが揺れています。

④一部の動物の尾は、体温の調節に役立つこともあるそうです。ネズミの尾には毛が生えていませんが、体内に溜まった熱を尾から放散させて体温を調節するためと言われています。

⑤ウマやウシなどは、体にとまろうとする虫を追い払うために尻尾を使っています。

この様に様々な機能を持つ便利なしっぽを、人間はなぜ持っていないのでしょうか?

尻尾の喪失は、約2500万年前にサルとの共通祖先から分岐して類人猿が出現したのと同時ぐらいと言われているそうですが、明確な理由は分かっていないそうです。

なぜ今回この様なしっぽの話を書いているかと言うと、それは「歩き方」にはしっぽの感覚がとても役立つからなのです。

もう10年以上前ですが西荻の名物イベント「チャ散歩」で知り合いのインドカレー屋さんとコラボで歩き方ワンポイントレッスン的な催し物をした時にはクリップに糸を付けその先端にムクロジの実を付けた疑似しっぽを装着して歩いてもらうということをしたことがあります。

要するに、お尻にしっぽがあったとしたらそれが犬のようにそれが揺れるか?もしくは揺れるように歩くためにはどう歩いたらいいかを実感してもらうという体験学習だったのです。

私が『正しい歩き方』と考えている歩き方のベースになっているのは呉式太極拳の歩法と礒谷式力学療法の股関節に関わる筋肉のバランス理論から導きました。

それは「長く歩ける歩き方」とも言い換えられるのですが、最近読み続けている古人類学者の方々の知見と照らし合わせていよいよ確信が固まりましたが、それは人類は700万年の間平均毎日2万歩ぐらいは歩いていたという研究から、私たちの体はそのために適応した体であるということから考えて、間違いないと思うからです。(それぐらい歩かないと食料が得れられないそうです)

そして、そのために必要なのは『脚の筋肉を平均的に使う』、ということと『小さい筋肉はあまり使わない』ということに尽きると考えています。

そこで、大事なのが歩く時に骨盤が動くということが非常に重要になるのですが、その動きはしっぽのある四足歩行動物にみることが出来るのです。

先に書いたしっぽの役割の①、バランサーとしての働きなのですが、レトリバーなど大きめの犬の尻尾を観察するとしっぽが振れた先に脚が出ていくという感じです。

しっぽと骨盤の動き

上の写真の様に左にしっぽを振り左脚が前に出るという感じです。

これがバランサー機能なのです。

歩く時、特に人間は2足で歩くのに片脚を持ち上げている間というのは片脚立ちになりますから非常に不安定になっているのです。

そこで、骨盤の先端部分であるしっぽはその片脚立ちになっている不安定な脚に骨盤を乗せて安定させるための働きをしている感じだと思うのです。

街を歩いている多くの方が歩いている時に骨盤が動いていませんから、しっぽが動いていない歩き方になってしまっているのです。

歩く時の骨盤の動き

↑ワンちゃんは左にしっぽが振れて左脚が出ていますが、飼い主さんは右脚が出ているのに骨盤はほとんど前に動いていませんよね。これが骨盤が動いていあに歩き方の典型なのです。

ということは、脚の筋肉を平均的に使えていないということであり、バランスが悪い歩き方と言えるのです。

それがどういうことを引き起こすかと言えば、脚の筋肉のアンバランスは骨盤を転位させるので骨格全体が歪み、神経、血管の圧迫が起こるのであらゆる痛みや不調の原因になりえるのです。

そして、どうしてそういう歩き方になってしたかと言えば、あまり歩かないので脚の筋肉が弱くなり、それに加えて椅子の座り方など体の使い方の偏りなどから起こっているのだと思います。

私の太極拳の先生は「もし私にしっぽがあればお尻の周りに来るハエを追い払えるぐらいにしっぽをコントロールしている体感がある」と言われていました。

もちろん、しっぽは退化して尾骨になっていますが、その尾骨は骨盤と靭帯で結ばれていますから、そうした体感を生むためには強靭な脚の筋力と股関節、骨盤回りの靭帯を緩めるための正しく長い練習時間が必要なのですから尊敬に値します。

ですが、一般の生活者たる我々は、そこまでトレーニングできるわけではありませんから、せめて骨盤を動かく事ぐらいはしないと長く歩くことが難しくなってしまいます。

最近、オランダの方とご一緒に散歩する機会があったのですが、自然に骨盤が動いていますので、「いつもどれぐらい散歩しているのですか?」と質問したところ「1時間ぐらいの散歩を頻繁にして時々友人とおしゃべりしながら3時間、4時間歩くわね」と言われていました。

平均的なスピードで歩いたとすると約6~8000歩というところですかね。

そこにレギュラーな生活するために必要な歩数1~3000歩ぐらいを足すと平均10000歩、時々行う長い散歩で2~3万歩というところでしょうか。

理想的な歩数だと感心しました。

そこで、ご提案です。

お尻に何か紐のようなものをぶら下げてそれがるいた時に揺れるかどうかを是非確認してみてください。

重さが無いと分かりにくいので、紐の先にちょっとした重しになるようなものをぶら下げると良いと思います。

疑似しっぽ

↑イベントで使ったムクロジの実をつけたケイトの尻尾です。

歩いた時にこれが揺れるかどうかです。

きちんと平均的に筋肉が使えていれば骨盤は動くはずですから、もし骨盤が動いていなければ動くように練習することをお勧めします。

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