股関節・骨盤矯正で正しい姿勢と快適な歩行 礒谷療法×CS60の整体院 鴨下療法所 杉並区・西荻窪駅から徒歩3分
2021年09月05日
日本靴医学界編 靴の医学2020年に紹介されている論文『靴紐を締める・締めないによる小児の歩容の変化』を拝見しました。
ごく簡単に要点を言ってしまうと『靴紐を締めないで歩くと体がぶれる』から、子供にはきちんとした靴選びと履き方の指導がその子の成長に重要だと言う内容でした。
子供のころの癖はその後の長い人生に多大な影響を与えますから気をつけてあげたいですが、これは大人も気をつけたいですよね。
ファションで靴を選ぶこともあるでしょうが、少し長く歩く時など日常生活においては、やはり機能的にしっかりしたものを選んでいただきたいと思います。
特に子供は関節が柔らかいので写真のような、何気ない習慣がその後の体のゆがみにつながっていくのです。
私が臨床、研究している股関節の立場からしても靴は本当に大切です。
今回読んだ論文に有るような、『体のぶれ』がなぜ良く無いかと言えば・・。
歩く時の身体のぶれは、歩く時に使う脚の筋肉が均等に使えていない状態になってしまうために、脚の筋肉のアンバランスになり、股関節角度に異常を起こし骨盤が歪み、最終的に体を歪ませるのです。
そして体の歪みは神経や血管の圧迫を引き起こし痛みや病気の原因になってしまうからなのです。
ブログでも何回も書いてきましたが、私は靴底がフラットであまり厚く無く踵のしっかりしているものをお勧めしています。
これには理由が有ります。
①フフラットな底が良い理由・・・踵が高いと体重が前にのめるので、自分の筋肉を使っての体重移動が出来なくなるため
②靴底があまり厚くないものが良い理由・・・反り腰の人などは体重が前にかかりすぎるつま先荷重になっているのでそこが厚くて柔らかいものだと、踵が高い靴と同様に爪先が沈んで更に前荷重になってしまうため
③踵のしっかりしているものが良い理由・・・爪先が外に向いたり、内に向くのは踵の骨が股関節の影響を受けて転位してしまっているからなので、踵をしっかりと真っ直ぐにホールドしてしてくれるものが良いのです。 但し、踵の骨が大きくずれて小指重心になっている人の場合、ギュッと強く踵の骨を抑えすぎると土踏まずに緊張が起こり足底筋膜炎を起こすことが有ります。
このような3つの条件に当てはまり、足に合うものを見つけてください。
そして紐靴は面倒がらずに1回1回紐を結ぶのが良いです。
子供のころに習ったことがある方も多いと思いますが、つま先を上げて踵を床でトントンして踵をヒールカップにしっかりと安定させ紐をしっかりと結んでくださいね。
靴の履き方、歩き方も指導も受けれる礒谷式力学療法ベースの整体院 杉並区・西荻窪 鴨下療法所