散歩もランもまずは左右差。

2025年08月13日

 西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【左右差】

 このブログでも何回も書いていますが、やはりとても大事な事なのでまた書きます。

 運動は、その行った通りの筋肉が鍛えられます。

 例えば、腕立て伏せで手をつく幅を広くしたら、胸の筋肉に良く効き、手の幅を狭めると肩や腕に効くという具合です。

 この記事を書くにあたり、ネットで調べていると腕立て伏せ歴28年という方が、手の幅の事も研究されているようですのでご興味がある方は是非ご覧ください。

 プッシュ・アップ

 これと同様に、歩く時、走る時も同じことが起きるわけです。

 ですから、猫背でスマホを下にみて歩いていれば・・・、猫背筋を鍛えるわけですから、結果猫背が強くなるのです。

 その姿勢を作る筋肉が一番鍛えられているのですから、その姿勢がより定着するわけです。

 これは、反対に下を見て猫背で歩いていて、良い姿勢になるかな?と考えればイメージしやすいと思います。

 ここで、ことさら良い姿勢ということにこだわる理由なのですが、それには『良い姿勢』とは何か?を考える必要があります。

 私は『良い姿勢』とは、礒谷式力学療法と呉式太極拳を合わせてたどり着いた「体のどこにも余分な緊張がない状態」と考えています。

 そして、その状態を支えているのが「強くて柔軟でバランスが良い脚の筋肉」だと確信しています。

 そして、なぜ『良い姿勢』が良いか?必要なのか?

 それは、筋肉の緊張がないということが神経や血管の圧迫がない、ということだからなのです。

 いくら、心配機能が高くて筋肉が隆々でも血液が隅々までいきわたっていなければ、何かのトラブルが起こるのは時間の問題になるでしょう。

 ですから、体の歪みを減らすような歩き方や走り方を問題にするわけです。

 そして、その中でも特に注意が必要なのが脚の筋肉なのです。

 先ほども良い姿勢を支えるのはバランスが良い強くて柔軟な脚の筋肉と書きましたが、その脚の筋肉のアンバランスは骨盤を狂わせることにより全身の歪みにつながります。

 走っている時に腕の振りに左右差が有る人などをご覧になったことはないでしょうか?

 公園を散歩している時に体が左右どちらかに傾いている方を見たことはないでしょうか?

身体の左右差が問題な歩き方
 ↑右手に杖を突かれていらっしゃいますが、写真からは右ひざが痛い方なのかな?と思いますが、右に杖だと左脚に骨盤が乗り過ぎて上半身が傾いてしまっています。かなり右に体重をかけたくないのか、かけられないのか?この歩き方ではせっかくのウォーキングで膝の痛みなら増してしまうでしょうし、体全体のバランスを崩れる一方になってしまう事が心配されます。歩く時には赤線をひいた体軸は回旋はしますが、横方向へは移動しない状態が良い状態です。この方の場合ずっと右に傾いたまま歩かれているのか、左右に触れているのかは分かりませんが、もしずっと曲がったままであれば低い1本杖はますます良くないですよね。もし右に傾いたままの状態であるなら、私なら2本のウォーキングポールの右側を少し長くして上半身を真っすぐにして歩くことをお勧めしたいです。
 こういう方多いんですよ、公園で声かけたいのですが、前に「医者に行っているからいいの!」と怒られてから気が引けて声がけできません。

 こうした体の歪みは脚の筋肉のアンバランスにより起こるのです。

 そこで、大事なのは自分の体の状態を知ることがファーストステップです。

 次の設問に答えて自分の基本パターンを知りましょう。

 1,立っている時に休めの姿勢で右脚に体重をかけるのが楽、自然と感じる。

 2,靴、靴下を左脚から履く

 3,階段の昇降で一段目は左脚から

 4,後ろを振り返る時に右から振り返る

 5,家族、友人と話すときに左側にいるのが好き

 6,スマホを体の右側で見る

 「はい」が多かった方は左脚が長い可能性が高いです。

 「いいえ」が多かった方は右脚が長い可能性が高いです。

 これは、あくまでも参考程度ですが、そこそこの確率で的中すると思います。
 正確にお知りになりたい方は是非お越しください。

 で、左脚が長い方は公園を歩く、走る時には左回りにすると左右差の解消になります。

 左脚が長い方は、一歩目、階段を右脚からにして習慣化してください。

 右脚が長い方は反対ですので、右回り、左足からとなります。

 そして、視線を上げること。

 これはこの後の骨盤の問題にも大きく関わりますので、とにかく下を見ない事ですね。

 20~30メートル先を見るようなつもりで地面と視線が平行になる様に立ち、その状態を変えずに歩く、走るを始めてください。

 そして、次に骨盤が脚と同時に前に動くこと。

 これは、脚を持ち上げると同時に骨盤もついてくる、というイメージをすると行いやすいです。

 これは、右手、右脚を同時に前に出す「ナンバ歩き」で練習するとイメージがつかみやすいと思いますので、お勧めします。

 これにより半身づつ前に出すので腰が硬い方でも骨盤が動くというイメージ作りに最適だと思います。

 また、この歩き方で上半身が全く使えていなかった方も、下半身との連動を修得していただけるのではないでしょうか。

 そして、歩幅は小さめに。

 これは、多くの方が脚の開きすぎ傾向があり、また左右差が有るための注意によるものです。

 歩幅が大きいと太ももの外の筋肉を多く使ってしまい、筋肉のバランスが崩れるのを防ぎ、また左右差が増大することを防いでくれるのです。

 高齢者で骨盤が後傾していて歩幅が出ない方も多いので、歩幅を大きくする大股歩きが筋肉を鍛えるためには大事だと言われていますが、まずは正しい歩き方が先だと思います。

 ですから、体の左右差が解消されて、筋肉がしっかりと鍛えられ筋量が十分になれば、少しづつ歩幅は広げればいいと思います。

 まずは、左右差の少ない状態を手に入れることに集中して歩いたり走ったりをお楽しみください。

身体の左右均等を根本から作れる姿勢矯正×CS60の整体院
杉並区・西荻窪   鴨下療法所
杉並区松庵3ー35-21   03-5938-7713

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