早歩きは必要なんでしょうか? ①

2023年08月30日

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 西荻窪駅から徒歩3分の整体院・鴨下療法所です。
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 皆さんはウォーキングの時のスピードを気にされているでしょうか?
 私が毎日通勤で通り抜ける日本三大公園(うそ)武蔵野公園、野川公園、井之頭公園では多くの方がウォーキングに励んでいらっしゃいますが、拝見していると1割弱の方はスピードを意識していらっしゃるように見受けられます。

 例えば,早歩きと普通のスピードの歩きを交互に行うインターバル歩行と呼ばれる歩き方が有ります。
公益財団法人 長寿科学振興財団では、インターバル速歩という歩き方を推奨していていますが、その行い方は・・・
す。

インターバル速歩は以下の方法で実施します。

 視線は約25m先を見て背筋を伸ばした姿勢を保ちます。
 足はできるだけ大股を意識して踏み出し、踵から着地します。初めは1.2.3と数えて3歩目を大きく踏み出すようにします。
 肘は90度に曲げて腕を前後に大きく振ります。
 速歩のスピードは「ややきつい」と感じる程度で行います。
 3分間の「速歩(さっさか歩き)と3分間のゆっくり歩きを1セットとし、1日5セット以上、週4日以上を目標にします。
 1日の早歩きの合計が15分になればよいので、朝・昼・夜とこまめに分けて実施しても大丈夫です。1週間で早歩きを60分以上、5か月間続けることを目標とするため、平日に時間がとれない場合は土曜日に早歩き30分、日曜日に早歩き30分を行ってもよいとされます。

 と説明しています。

 確かに良さそうですが、ちょっと待ってください。

 文中に、大股を意識してとありますが、これはどうでしょう?

 以前も書いたことが有りますが、大股歩きを行っていいのは大谷選手のような太もものの筋肉が強くバランスが良い人だけです。

 なぜならば、ほとんどの人が左右脚の筋肉にすでに差があるからです。

 差があると1歩の長さが違っています。

 それなのに、さらに1歩を大きくするとその差はさらに増大するのです。
 つまり、大股で歩けば歩くほど左右脚の筋肉の差が大きくなる=体が歪む、という事になります。

 ですから、スピードアップの前には『正しい歩き方が出来ている』ことが大前提になると思います。

 確かに、運動強度を上げないと脂肪は燃焼されませんから、私もウォーキングの時にはスローランニングを途中で取り入れています。

 しかし、筋力・体力増強、脂肪燃焼などの目的のために体を歪めて、膝痛・腰痛から始まり健康を害するようなことが有ってはもともこもありませんから気を付けなくてはいけません。

 ですから私は、まずはスピードを気にしないで正しいフォームでの歩行をお行うために、ゆっくりとした太極拳のようなスロー歩行で正しい歩き方を練習することをお勧めしています。
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↑ 太極拳は守るべき注意点が多く難しいために、正しく動くためにゆっくり練習するのです。

 これはお部屋でも出来ますから、1歩1歩に集中して、足先が真っすぐかな?左右の歩幅に差はないかな?骨盤は動いているかな?と注意を向けて、間違いがあればその都度修正をするという練習です。

 こうした練習をまず初めにきちんと行い、それからスピードを上げてもそのフォームが崩れないようにされてから、有酸素運動の範囲で上記のインターバル歩行などに取り組むのが良いのではないかと思います。

 

 また、文中にある肘を90度曲げて大きく振るという動作も、何のためにそうするかと言えば体幹、骨盤を誘導するためのものなのに、その辺の説明が抜けているので、腕だけ振るを意識すると、これも大事な問題なのでこれは次回で。

                               

 正しい歩き方でみんなの健康を願う礒谷式力学療法×CS60の整体院  杉並区・西荻窪  鴨下療法所

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