インターバル早歩などにおける、歩くスピードはどれぐらい? ②腕偏

2023年09月01日

  西荻窪駅から徒歩3分の根本バランス回復整体院・鴨下療法所です。

公益財団法人 長寿科学振興財団では、インターバル速歩という歩き方を推奨しており、その行い方の説明文中に『肘は90度に曲げて腕を前後に大きく振ります』とあるのですが、これにはとても注意が必要となります。

 まず、そもそも何のために歩く時に腕を振るのでしょうか?

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 結論から言ってしまうと、腕は振るのではなく振れてしまう、というのが正確な表現だと思います。
 そして、それはバランスを良くし、筋肉の負担を減らすという機能ではないかと考えています。

 それは筋膜のラセン線=スパイラルラインというつながりの機能として片足立ちになる不安定な状態の連続である歩きにおけるバランスをとる働きと同時に、この筋膜の連動により慣性の法則が導かれ筋肉の負担を減らすような働きがあるのではないかとも考えています。

 筋膜 ラセン線 整体 西荻窪 鴨下療法所

 しかし、脚の筋肉の強弱、特に多いのが太ももの外側が強いことによるO脚などにより骨盤が後ろに倒れて筋肉、筋膜が緊張して動きが悪くなり、本来備わっている機能が使えなくなっているのです。

 そして、さらにスマホを見ながら歩くなどして、こうした体の全体性を失う習慣などがあるとますます、こうした機能は働かなくなるわけです。

 ですから、腕が自然に動かない方は、自分で動かす必要があるのですが、動かすにはやはり正しい歩き方が重要ですが、今回はテーマに沿って腕の振りに関して書きます。

 腕を振る時に大事な体の全体性。

 そこで、ちょっと試してみてください。

 腕を動かさずに右脚を前に出してみてください。

 この状態で骨盤は動いていますか?
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 ↑骨盤が動いている状態

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 ↑骨盤が動いていない状態

 おへそ当たりの体幹が右を前にした斜めの状態になっているかで判断してください。

 今度は、反対の左腕を前に振りながら、同じように右脚を前に出してみてください。

 どうでしょうか?

 ◎腕を動かしても、腕を動かさなくても骨盤が動く方は、腰、背中が柔軟で筋膜の機能が働いている状態だと思います。(ラセン線の働きが大丈夫であるという部分だけではありますが)

 ◎腕を動かさなければ骨盤が動いた方は、腰、背中が硬く腕の動きが骨盤の動きを消してしまっていますから腰回りの筋肉を緩める必要があると思います。

 ◎腕を動かしても動かさなくても骨盤が動いていない方は骨盤が後方か前方か後方へ転移していて骨盤の動きが少なくなっている、脚の筋肉が弱くなっているなどが考えらると思います。

 まずは、ご自分の体の動きをチェックしてみてくださいね。

 正しい腕の振り方も学べる礒谷式力学療法×CS60の整体院  杉並区・西荻窪  鴨下療法所

 

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