長引く不調や痛み根本改善 姿勢矯正×CS60の整体 杉並・西荻窪3分
2026年03月21日
西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【人体600万年史】
「歩く マジで人生が変わる習慣」から最近始まっている連鎖読書、先日ご紹介した『直立二足歩行の人類史』に続き「人類600万年史 科学が明かす進化・健康・疾病」ダニエル・E・リーバーマン著 早川書房刊 を読んでいます。
ハーバード大学の教授である著者は人類進化学を教えている自分が一番いやな質問は「人間は将来、どういう風に進化するのでしょうか?」という質問だったそうです。
それに対する答えは「脳が大きくて、顔色は青白く、体は貧弱で、銀色の服を着ていて・・・」というようなSFで書かれる未来人の姿しか話せなかったそうなのですが、人類の過去からの進化を踏まえて真摯にこの質問に向き合ったのがこの本であると始まります。
私は30年近く股関節を考えてきましたが、人間の体や行いを歴史の中で考察するという視点は今まで持っていなかったのですが、やはり歴史に学ぶということはとても意義深いと感じています。
例えば、前に読んだ「直立二足歩行の人類史」では、人類はこの600万年の間一日2万歩ぐらいを歩いて現在の骨格になっていることにより、「歩きすぎはよくない」という理論をいう理論をいう人に、それはおかしいですよ、ときちんと説明ができるようになりましたし、持論に確信を持つことができました。
また、この本では、人類が二足歩行を始めてから600万年の間、繊維が多く、脂質が少ない食事をしかも手に入らに時もあったために、自然選択により余分な栄養は脂肪として蓄えるように体は進化したそうなのですが、農耕が始まり食べ物が安定して手に入り狩猟採集ほど体を使わなくなったことが現代の成人病、肥満の問題の原因であると説明しています。
このように進化の歴史から人間の体を考えるという視点は非常に大切であると著者も書いています。
つまり、なぜ人間の体はこのような形をしていて、この世な働きをするのかという考察は人間の歴史を知ることにより、推論する助けになる、ということです。
そして、その考え方が必要になる分野が「進化的ミスマッチ」と呼ばれる類の病気や諸問題の予防と治療においてだと言うのである。
例が非常にわかりやすいので引用します。
シマウマは、アフリカのサバンナを歩いたり走ったりしながら、草を食べ、ライオンから走って逃げ、ある種の病気に抵抗し、熱い乾燥した気候とうまくやるように適応している。そのシマウマが、たとえば私の住んでいるニューイングランドに連れてこられたら、シマウマはもうライオンのことを心配しなくてもよくなるが、今度は別の様々な問題に悩まされることになるだろう。おなかをいっぱいにできるほどの草は見つからないし、冬は寒いし、初めて遭遇する病気に対しては抵抗力がない。なんらかの助けがない限り、移住させられたシマウマはほぼ確実に病気にかかって死ぬだろう。この生き物はニューイングランドの環境にまるで適応していない(つまりミスマッチである)からだ。
つまり、私たちは炭酸飲料をたくさん飲んだり、化学物質が入った調理済みの食べ物を食べたり、カフェインをたくさん摂取したり、まったく歩かないで過ごしたりと人類の歴史の中でまったく、それを長い期間行った結果が検証されていないことを繰り返し行ってしまっているわけですから、いつこのミスマッチが起こるかわからない状態にあるということのようです。
また、このミスマッチには文化的な背景も大いに関与すると説明されています。
寿命が延びれば、それだけ心臓や血管の損傷のリスクが高まるとか、認知症のリスクがたかまるというようなことは、しごく当たり前のことではありますが、これらもミスマッチの一つということなんですね。
そして、ディスエボリューションという新しい単語が出てきました。
ディスは、有害な・・・という意味、エボリューションは進化ですから「有害な進化」という意味です。
これは、ミスマッチ病への一種の反応(原因に対処しないことにより生じる)と言っています。
そして、この多くが非感染症の病で慢性的な問題で予防や治療が困難であるのは、これが食事や運動や生活習慣など様々な要因の相互作用で起こるからだと断言しています。
そして、この症状に対して適切な反応をしないということにも警鐘を鳴らしています。
例えば、風邪をひいて熱が上がったら熱さましをすぐ飲んでしまう、というような反応を例に挙げています。
熱が上がるのは自分の免疫反応のひとつで、自分の力でウィルスをやっつけようとしているのに、それを邪魔してしまう、ということですよね。
もちろん熱さましが必要な時もありますが、度が過ぎれば良いことは無いと私も思います。
『直立二足歩行の人類史』から2冊続けて歴史から人間の体を考える機会を得て、非常に有意義でした。
物事を多角的にとらえることの必要性と面白さを痛感できたからです。
ただ、股関節に関しては礒谷式力学療法はハーバード大学など世界の先端の科学者の知見より進んでいることも確認できました。
機会があれば「礒谷式力学療法」の英語版を海外の研究者の方々に送りたいなと思いました。
正しく歩くことの大切さをお伝えする姿勢矯正×CS60の整体院
杉並区・西荻窪 鴨下療法所
杉並区松庵3ー35-21 03-5938-7713

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