なぜ、脚を組んでしまうのか?

2023年01月10日

 西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【脚を組む】 

 椅子に座ると脚を組みたくなることありますか?

脚を組む 骨盤の歪み CS60 西荻窪 整体

 これは一般的には、体の内部の体幹を支える筋肉が弱っているからだと言われてきました。
 つまり脚を組むことにより体をロックして筋肉を休ませること、と説明されています。

 
 しかし、運動もしていて筋肉が強い人でも脚を組む習慣がある人がいるのはなぜでしょう?
 説明がつかなくありませんか?
 そもそも、筋肉を休ませたいから体が自然に動くなんてことが考えられますか?
 縮んだ筋肉が、縮むから起こる、と考える方が自然ではないでしょうか?

 礒谷式力学療法の考え方では、股関節、骨盤の歪みで脚を組みたくなると説明をしています。

 どういうことか?
 私の場合で説明します。

 私はもともと左脚が長いタイプなので、レギュラーな体の歪み方だと左骨盤高位により左脚を上に組みたくなるはずなのですが、礒谷式に出会う前は、必ず右脚を上に組んでいました。

 これは、多分私が成長期に剣道をしていたために、常に右脚、右骨盤を前にするという体のクセによるものだと推測できます。
剣道 骨盤歪み 整体 西荻窪 CS60

 剣道では常に右脚・右骨盤が前ですから、このころから右脚を上に脚を組む癖が始まったと思うのです。

 つまり、脚を組むから体が歪むのではなく、体が歪んでいるから脚を組みたくなり、脚を組むことで歪みがさらに大きくなるという悪循環を引き起こしているのです。

 脚を組みたくなる方は、ぜひご自分の体のクセにしっかりと向き合ってみてください。

 そして、その癖を助長していることをしていないか?のセルフチェックをしてみてください。

 基本的なチェックは、

 ◎やすめの姿勢の時にどちらかの脚に不均一に体重がかかっていないか、かかりやすくないか?

 が非常に大事なポイントです。

 これは、脚長差と呼ばれる脚の仮性延長により骨盤の上端から足の裏までに左右差が有ることにより、骨盤の低い側に体重が自然にかかってしまうことにより起こる現象です。

 先ほどの私の例で言いますと、左脚が長いという脚長差がありますから右脚側に体重がかかってしまうということです。

 ですから、言ってみればレギュラーな歪みであれば右に体重をかけて、左脚を上に組みやすいということになります。

 しかし、私の身体はイレギュラーな歪みなので右脚が上になる、というわけです。

 確率的には長い脚が上になることが多いと思いますが、それは先にも書きましたどちらの骨盤が前に出やすいかということですから、それは下の写真のように椅子に座った時にどちらの膝が前に出るかでも確認できます。

陸上競技 心臓 野球 西荻窪 整体院

 このように右ひざが前に出ているということは右骨盤が前方へ出ている状態と言えますから、この場合右脚を上に組みたくなります。

 ですから、少なくとも両膝をそろえて脚を組まずに座るということが骨盤、股関節の矯正になるわけです。

 更に両膝を付けて座ることは、O脚の人なら股関節を閉じるストレッチと筋トレになりますから、お行儀よく両膝を付けて座ることもお勧めのストレッチになります。

 当所では、このストレッチを簡単にするために膝の上を紐で結ぶことをお勧めしています。

 私も映画を見る時には必ずこの膝上結びを行っていますが、映画の約2時間がストレッチになるので映画が終わった後の腰がすごく楽です。

 

 ですから、こうした座り方に少し工夫を加える事を、毎日少しづつトレーニングとして取り組んでいけばだんだんと楽に座れるようになってきますので、あきらめずに続けることが大事です。

 是非、体のクセを取り除いて元気な2023年をお過ごしください。

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