股関節・骨盤矯正で正しい姿勢と快適な歩行 礒谷療法×CS60の整体院 鴨下療法所 杉並区・西荻窪駅から徒歩3分
2025年03月17日
西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【踵が上がる】
公共の場の椅子だと、自分の身長に合っていなくて踵が上がってしまう事も有りますが、電車の椅子などで身長的には十分座面の高さが体に合っていても、踵を上げて座っている方は相当数いらっしゃいます。
椅子はどうしても安楽に腰かけるために座面の奥行が長いので背もたれを使うと足が浮いてしまう事も良くあります。
しかし、この様な状態で長い時間座っていると、ふくらはぎに緊張が起こります。
と言うより、すでにふくらはぎ側に緊張が有るから、こう言う風に椅子に座るとかかとが上がってしまうのです。
つまりふくらはぎの筋肉が縮まっているから、そのまま縮めるのが無意識で起こってしまっているわけです。
そして、踵を上げてしまうからふくらはぎが緊張をし、さらに踵が上がりやすくなる・・・・と言う悪循環になっていきます。
そもそも、ふくらはぎがつるという状態が体に与える影響はどんなものだと思いますか?
まず、ふくらはぎの働きはよく言われる重力に逆らって体液を上半身に送る働きのほかに体の平衡を保つ、足首の安定などが有りますから、冷えむくみが嫌というだけではない問題を起こす可能性が有ります。
脚の冷えに関しては昔読んだ説では『下半身で冷えた血液が上半身に戻りそのまま心臓に帰ると負担になるから子宮の熱を奪うために筋腫が起こる』というものもありましたが、これはどうだかわかりませんが冷えが体に与える影響は甚大です。
また高齢者においては転倒も重大な問題です。
そして、次にこのふくらはぎのつった状態が起こる原因ですが、大きく分けて2つの理由によるものがほとんどです。
一つ目は前荷重になっている場合。
スポーツをやられる方などは大体前荷重の癖が身体についていますから、どうしてもふくらはぎに緊張が起こります。
私もサッカーをやるとふくらはぎが時々つりました。
そして、最近特に多くなってきている脚の筋力不足による前荷重です。
体重を支える筋力が足りなくなると上半身が前傾してきて前荷重になります。
そして、歩く時には前荷重になってますから、そのまま筋力を使わずに慣性の法則でトットット、というような歩き方になりますますふくらはぎに負担をかけます。
二つ目はトンビ座り等のように、脛を外に開き膝は内に入る捻じれがモモとスネにある人の場合です。
このケースでは足先が外に向いていますが、膝が内に向くためにスネに多大のテンションがかかりふくらはぎも緊張しているので踵が上がってしまうのです。
↑右脚の状態がトンビと呼ばれる状態です。
かかとは、漢字で足に重い、と書きます。
つまり、体重がかかるべき骨は踵の骨なので、どういう時でもかかとに体重が掛かっているのが自然なのです。
最近は、ふくらはぎをもむ健康法が人気ですが、ふくらはぎが張っているのは上記のような理由があり、必然的に起こっている事で、言い方を変えれば原因に対して筋肉が抵抗をしてくれているのですから、その抵抗を無くせば・・・・そうです、かえってふくらはぎは緊張を増すばかりとなりますから、まったくの逆になるのです。
ふくらはぎの筋肉はミルキング作用で重力に逆らい体液を上半身に運ぶ働きをしてくれますから、柔らかくしたいのはそのとうりなのですが、原因を考えずにふくらはぎだけもむようなことはやめ、椅子に座っている時にもしっかり踵に体重をかけるように意識しましょう。
これは、椅子の形状に合わせて座るのではなく、自分の体に正しい姿勢で座るという意識も必要です。
そして、自分のふくらはぎが張る原因を見つけて、その原因にアプローチをして問題解決をしてくださいね。
体の歪みを科学的にとらえて根本から問題を解決できる礒谷式力学療法×cS60の整体
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