高齢者のO脚・・・あまり進まぬうちに。

2025年03月24日

  西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【加齢と股関節】 
 股関節は太ももと骨盤が接合しているところです。

 そして、その接合する少し下には大腿頚部と呼ばれる、角度が付いた場所が有ります。
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 この角度は年齢によって差があります。

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 ↑左:頚体角130度以上が外反股  中:頚体角125~130度が正常  右:頚体角125度以下が内反股

 これは股関節の状態で言うと、外反股はX脚、内反股はO脚となります。

 こうした角度の変化は年齢とともに変化します。

 生まれた時は外反股で、加齢とともに内反股の傾向に進みます。

 ではどうして、この頚部の角度(頚対角)が小さくなっていくのでしょうか?

 そもそも、人間は生まれてすぐには歩けませんが成長と共にハイハイして、よちよち歩き、そして完全な二足歩行になるわけですが、その二足歩行に適した骨格になるのがだいたい12才位と言われています。

 これを、股関節の状態で考えると筋力が弱い状態だとX脚だったものが、青年期になりすこしづつO脚傾向が強くなっていきますよね。

 O脚とはモモの外側の筋肉が強いために骨盤が後傾して脚が開いた状態になる事を言いますが、これは股関節を外に開く筋肉(股関節の外転)と内に閉じる筋肉(股関節の内転)の拮抗関係が崩れて、外へ開く筋肉がどうしても強くなりやすいことにより起こります。

 一度股関節が開く股関節外転が起こると骨盤が後方に引っ張られることにより猫背になりますが、猫背になるとますます内転筋を使わない、使えない歩き方になるためにその差異は広がる一方になるのですが、この股関節外転により大腿骨に対し外荷重が強くなります。

 この外荷重が常にかかることにより大腿骨頚部にお押しつぶすような下向きの圧が継続的にかかることにより内反股が形成されていくと考えています。

 ですから、この内反股状態にまで進んだO脚はかなり重度と言えます。

 この状態の方は、農村部などでたまにお見掛けする方で、すごいO脚で猫背の方がその状態だと思います。

 お若い時から重たいものを運んだり、農業で脚を開いて草を刈ったりした重労働の代償だと思います。

 当所では、礒谷式力学療法による股関節矯正により、O脚、猫背の方を多く見させていただいてきましたが、この頚体角が強く曲がった状態のO脚には正直限界を感じたことがあります。

 その時の見極めは『屈伸運動が出来るか否か?』で、おおよそ判断が出来ます。

 骨盤が後傾しすぎていると、立位での立ったり座ったりという動きの屈伸運動はきつくなりますが、その前段階、プレ運動として正座から行う屈伸運動も考案しましたが、これが出来ないとなると正直お手上げと言わざるをえません。

 紐結びに関しましては、私もできるまでにほぼ1年かかりましたから、これが出来る出来ないはその方の意思次第だと思うのですが、屈伸運動が出来ないと根本的な解決は出来ないので、対処療法的に痛みや不快な症状を和らげるだけになってしまいます。

 ですから、そこまでŌ脚が進む前にぜひお越しいただきたいと思います。

 O脚は膝関節や股関節、足首などへの負担が大きい事はもちろん、重心の偏在から猫背が進み、腰痛、背中痛、肩こり、首のコリと全身に筋肉の緊張が強く起こりますから、痛み等もあちこちで起こるようになり、最終的には内科領域にまで問題が広がるかのです。

 また、体重が外へ逃げてしまうので、踏ん張りが利かず転倒もし易くなってしまいます。

 ですから重要なのは、この様な股関節の状態にしない様に、なるべく若い時から意識的にいい姿勢で過ごす事です。

 そして、もしこうしたO脚の前兆がすでに表れているなら、痛み等なくても矯正をスタートすることをお勧めいたします。

 転ばぬ先の股関節矯正!!

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