遠方にお住いの変形股関節症の方の声 2

2020年03月23日

 
 
 今朝三鷹の農家さんの庭先で販売していたお花を活けてみました。コロナ騒ぎで気分も沈みがちですが、お花を見ると元気が出ますね。桜も満開近くなってきました、さ~今週も行きましょう!!

 さて、前回は『遠方にお住まいの方のアンケート』をご紹介しましたが、その中で『当所への目的』等をご記入いただく欄に「エッセイ 今年の漢字『試』に記したとうりです」、とお書きいただいた、そのエッセイを今日は紹介いたします。

 今年(令和元年)の漢字 「試」

 古希を迎える1か月前程、一年に一度の股関節の検査をした。「手術をすれば70~75歳は治り、75~80歳はグレイゾーン、80歳以上は治らない」医師の言葉はショックだった。

 10数年間、手術回避のためにジムに通い、股関節を支える腸腰筋を鍛えた。可動域が狭くなるのは感じるが、歩行に支障はなく痛みもない。

 長距離を歩くと足にだるさを覚え湿布を貼る。重たいものを持たない階段を登らないよう心掛けている

 痛みも無いのに手術はしたくない。医師の言葉と残された年月を考え平穏で居られない日々を送っていた。

 8月、小学校の同窓会で近所で馴染みに股関節の事を話した。
 彼は東京大学医学部卒業後、都内で医師をしている。彼も通っている股関節専門の整体師を紹介してくれた。

 藁にも縋る思いで整体師のもとを訪ねた。首都圏に二人の娘が暮らしていることも背中を押した。

 療法として4つの指導を受けた。①脚紐縛り・・・夜寝るとき脚を3本の紐で縛る ②膝抱え体操・・・仰向けに寝て、膝上を紐で縛り、胸に膝を付けるように前後に動かす ③腰枕矯正・・・脚を3か所で縛り骨盤のすぐ上に枕を入れ、10数分リラックスして背筋を伸ばす ④屈伸体操(スクワット運動)

 試し初めて3か月。

 湿布は不要になり、肩こりが消える効果を感じる。一方、腰などに痛みを感じると、やり方をスマホで撮りラインで送り、指導を受ける。療法時間の確保に苦戦するが、続ける覚悟である。

 習われているエッセイ教室で600文字以内と言う条件で書いてくださったそうですが、幸い痛み等はあまりないですが変形性股関節症の患者様の想いが良くわかる文章だと思い紹介させていただきました。

 ここで内容に少し補足を加えさせていただきます。(>_<)

  1.  腸腰筋を鍛えていたのに・・・、と有りますが腸腰筋が股関節を支える、と言う考え方自体が残念ながら間違いでしたね。
    股関節を支えるのは脚の筋肉全てで、必要なのはその人に応じた筋肉のバランスなのです。この方の場合は右脚の内転筋が一番鍛えなければいけない筋肉でした。
  2.  長距離を歩くと足がだるい・・・屈伸運動で脚の筋肉のバランスを回復して、正しい歩き方を心がければ歩ける距離はどんどん伸びますよ!
  3.  重たいものを持たない・・・これは体重でも同様ですが、重さを支えるだけ筋肉が強いか?と言う事なのです。かりに体重が増えても、重たいものを持っても、筋肉をそれに応じて強化できるなら大丈夫ですし、筋トレが嫌いなら体重は減らさないと自分の体重を支えられなくなります。
  4.  階段を登らない様にしている・・・・いえいえ、是非登ってください。正しい歩き方なら登りは必要な筋肉を鍛えるので大丈夫です。ただし下りは無理しないでエスカレーターでもエレベーターでも使ってください。
  5.  

  6. 股関節専門の整体師・・・専門ではありません(笑)ただ礒谷療法と言う股関節を矯正することにより体を整える整体を行う人間です。でもおっしゃられるように股関節の事ばかり20年以上も研究しています。
  7.  

  8. 腰などに痛みを感じると、(体操などの)やり方をスマホで撮りラインで送り・・・本当に便利な世の中ですよね。動画も簡単に送れるのは遠方の方には特に助かります。海外の方ともこうした動画のやり取りでアドバイスをさせていただいています。

  遠方の方でも自分で健康管理が出来るの礒谷療法ベースの整体院  杉並区・西荻窪  鴨下療法所