甲田光雄先生の本から『夭折』、首が曲がる(側弯症)と危険と言うお話

2020年01月24日

『背骨の歪みは万病のもと』(創元社刊)と言う本は甲田光雄おじいちゃんと孫のマーちゃんが会話しながら、色々と健康よもやま話をするという体裁の本ですがこの本の中にも礒谷療法を取り上げていらっしゃいます。

 この本の44ページに
 おじいちゃんの(股関節)は、左側の大腿骨の骨の頭が少し後ろへずれて、しかも内転して股関節の中にはまっているということがわかった。股関節の中で大腿骨の骨の頭が正しい位置から少しずれているということやな。
 この問題については礒谷公良と言う先生が良く研究しておられるので、その先生からいろいろと勉強させてもらったよ。
(略)おじいちゃんの(股関節)は、ちょうど先生が言われるようになっていた。後ろへ転移すると脚全体が少し短くなり、前へ転移すると逆に(脚)が長くなるようや。

 上記の文章で分かりずら専門用語が出てきましたので少し解説します。

 転位と言うのは位置がずれる事を指します。
 大腿骨は脚の太ももの骨、その骨盤とはまる部分を(骨)頭と言います。
 そして股関節が後ろへ転移するとは股関節の内旋、内ねじれのこと。反対に前へ転移と言えば外ねじれの事になります。

 (中略)
 おじいちゃんの骨盤は右が高く、傾いていた。すると、その上に乗っかっている脊柱は左へ傾くだろう?こうして左の方へ傾いた脊柱は上の方で折れ曲がり、直立を保とうとする。(要は重力の影響下で転倒しないようにバランスをオートマティックにとってしまうということです)
 ところでマーちゃんは『夭折』と言う字を知っているかい?
 ようせつ?知らないなあ。
 『夭折』と言うのは早死にすることや。この夭と言う字は、人間が大の字に寝て、首を少し曲げた形を表している。つまり、首の曲がった者は若くして死ぬということやな。

 長くなってしまいましたが、いかがですか?
 例えば、昔の事故等で冬になると首が痛む、長い事務仕事でいつも首が痛い、猫背になり首の後ろが痛む、そういう方はただ痛みを撮るだけではなくきちんと根本から治す必要が有るのです。

 脚の長さを整えなければ、いくら上半身を整えようが鍛えようが砂上の楼閣です、今年は根本から健康つくりに励んでみませんか?

 脚の長さを揃える事で骨盤が整い脊柱・首がまっすぐになる礒谷療法ベースの整体院  杉並区・西荻窪 鴨下療法所