股関節・骨盤矯正で正しい姿勢と快適な歩行 礒谷療法×CS60の整体院 鴨下療法所 杉並区・西荻窪駅から徒歩3分
2024年09月20日
西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【猫背】
今朝のニュース番組で、やり投げで金メダルを獲得した北口選手の事を取り上げていました。
彼女は猫背のためにチーム北口さん考案の猫背解消椅子を使用して記録を上げたと紹介していました。
テレビによると椅子の座面を前方に18度傾斜を付けることにより骨盤を起こす、というものでした。
これは特別目新しいアイディアではありませんが、効果があって良かったですね。
私も仕事柄こうした猫背改善椅子、マットなど機会があれば自分の体で試してきました。
今回、北口選手が使ったものは前に18度の傾斜と言いますから、かなり前のめりになります。
これに耐えられるのは、鍛えた筋肉があるからと目的意識の高さから継続できたのだと思いますが、一般の人には傾斜がきつすぎて、すぐ疲れてやめてしまうのではないでしょうか?
私が使用した中で、一番無理なく効果を感じた商品は『知恵マット』というごく薄い少しだけ傾斜があるものでした。
知恵マットは厚さが何ミリかなので傾斜角度は多分2,3度ぐらいではないかと思うのですが、それでも長く座ると効果を実感しますので、私の知恵マットは椅子に座る時間が長い娘に奪われてしまいました。
ま、結局そうしたマットは猫背の人がそれを直すためのトレーニングをしているわけですから、あまりきついトレーニングではしんどくて長続きできないわけです。
しかし、どんなマットを使おうが大事な事が有ります。
それは、「なぜ、猫背が起きているか?」という根本的な問いとその対処法なのです。
これが分かっていないとマットで骨盤を起きるようにすればいいんでしょ、と片手落ちの事を行ってしまうのです。
これは、再三このブログでも取り上げてきましたが、猫背の根本原因は股関節が開き過ぎることによって骨盤が後傾することなので、骨盤が後傾する理由が分かっていないと、骨盤や脊柱だけで猫背を直すアプローチになってしまうのです。
北口選手も、肩が前肩になり肩関節の可動域が狭くなったから、その原因の猫背を直そうとの考え方の、そこまでは良いのですが、その原因を骨盤に求めてしまっているのです。
そして、骨盤を起こせばいいんでしょと股関節の状態を無視して骨盤に18度もの角度をつければ、骨盤が引けすぎて反り腰が起こってしまっていませんか?
もともとの体系的に反り腰になり易そうに見えますが、ちょっと心配です。
以前、北口選手を紹介しているテレビ番組で、背骨が丸まらないように、グラウンドにうつぶせに寝転がり軽食を食べているシーンを紹介しているのを見たことがあります。
重力の中で鉛直方向に骨盤を立たせる必要があると考えていながら、なぜ寝ている姿勢が良いと考えるのでしょうか?
腰が反れていれば良いと考えているからのアイディアだと思われます。
しかし、そこに矛盾があるのがお分かりになりますか?
礒谷式力学療法の考え方なら、椅子に座る時に骨盤を立てる立て方を指導し、そして長い脚を後方に引くことにより座っている間の左右差の修正も行いながら、骨盤が寝てしまう原因である股関節を整えるために両膝はピタッと閉じるように指導をします。
そして、床に座る時も同様に、骨盤を立てる座り方を説明して正座をするように指導します。
良い姿勢とは、重力に対して自然体であることだと思いますが、寝て腰を反らせている状態は自然体と言えるでしょうか?
うつぶせになった状態から上半身を起こせば背筋に緊張が起こる姿勢ですから、自然体ではないと思います。
たいして、礒谷式力学慮法で考える椅子でも床でも、座っている時には自然体でいられるように無理なくストレッチ筋トレをしていることになり、24時間が矯正体制となりますから、アスリートの筋肉と問題意識があれば姿勢は必ず根本から良くなり、正座が、『SEI=ZA』となり、世界のアスリートの常識になる日が来るのではないかと夢想しています。
オリンピアンにこそ正しい座り方をと考える礒谷式力学療法×CS60の整体院 杉並区・西荻窪 鴨下療法所
杉並区松庵3ー35-21 03-5938-7713