転んだら内臓下垂が起こった?

2020年01月17日

 礒谷療法創始者の公良先生は「転んだらすぐに矯正にいらっしゃい」と患者様に言われていたと礒谷療法本部勤めの頃に良く聞きました。
 私も20年を超える臨床経験と自分の体験で、それがいかに大切か実感するようになりました。

 

転倒とその後に起きる体調の変化は一見関係が無いように思いますが、礒谷療法の理論を学べばはっきりとその因果関係が分かるのです。

 例えば、私が自転車で転倒した時の事ですが、その後に坂道を自転車で昇る時に、いつもは軽々と登れる坂なのに、その時は頻脈、心臓のバクバクが起こったことがあります。

 これは転倒で右臀部の坐骨の強打により右骨盤の後方転位(骨盤が後ろにずれる事)、右骨盤高位から脊柱の左側弯が起こったためだという事が礒谷理論(公良先生がその200万例にも及ぶ症例から導き出した法則です)で直ぐに分かりました。
 
 したがって私は、この時にすかさず救命法(対処的に脊柱の左側弯を右に捻じりなおす技術)により頻脈を治し、その後自分で右の股関節を矯正して元どうりに戻しました。

 これは先日患者様からお聞きした話です。
 ご友人が床に落ちていた紙で足が滑り足裏が天井に向く程の転倒をしてから「何だか内臓がねじれているみたい」と言われるので、その方は「それは転倒で骨盤がずれているから、すぐに礒谷療法の矯正を受けた方が良いわよ」と当所の受診をお勧めしたそうなのですが、遠方にお住まいなこともあり受診をためらわれて1~2か月過ぎた時に内臓脱が起こってしまったそうです。
 その方は病院を受診し「これは転倒と関係がありますか?」と念のため聞いたところ「そんなわけありません」と一刀両断に言われたそうです。

 このご友人に礒谷療法をお勧めになった方と同様に私もこれは当所の適応、骨盤を矯正することで改善できると思っているのですが、皆様はどう思われますか?
 
 私の治ると思う根拠は、 筋肉は一つ以上の関節をまたいで骨に付着していますから、その骨のレイアウトがくるえば当然筋肉の働きも本来のものとは違ってしまうので、この場合骨盤的筋群がその働きを出来なくなった為に内臓脱が起こったという理由が一つ。

 さらに、骨盤が後方転位を起こしたために内臓が下垂した為に起こったという事です。

 骨盤の歪みを股関節で正せる=股関節の歪みは骨盤を正す礒谷療法ベースの整体院 杉並区・西荻窪 鴨下療法所

 

 

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