股関節・骨盤矯正で正しい姿勢と快適な歩行 礒谷療法×CS60の整体院 鴨下療法所 杉並区・西荻窪駅から徒歩3分
2023年09月08日
西荻窪駅から徒歩3分の根本バランス回復の整体院・鴨下療法所です。
あるお母さんが、赤ちゃんの足の太さを心配してあるポータルサイトに質問を寄せられていました。
それに対し専門医のお答えが、ちょっと?だったので、書いてみたいともいます。
お母さんによると赤ちゃんの状態は
1、生後5か月の赤ちゃんの右太ももが太い。
2、いつも右脚を口に入れている。
3、抱っこのの時も右脚だけ良く動く。
4、左脚にはない線が深く入っている。
だそうです。
専門医の方のお答えは「そのうちに治るでしょう」というものでしたが・・・・
まず、なぜ太ももが太くなるのか?
これには様々な意見があり、生活習慣、骨盤の歪み、筋肉の付き方・・・それはそうなんですが、決定的に抜け落ちているのが、股関節の転移です。
股関節角度に左右差が有ると、骨盤が歪み、筋肉の強弱差が増大し、生活習慣が影響されるのです。
ですから、礒谷公良先生は、小児麻痺などの疾患のある赤ちゃんの股関節を矯正して治されていました。
ただ、こちらの赤ちゃんの場合は、特別ご病気のことなど言われていませんから、まず初めはおむつの当て方、抱っこの仕方、寝方などの修正法で様子を見て、その後問題が解消されないようであればもう少し積極的に問題解決に向かうのが良いのではないかと思います。
具体的に、この赤ちゃんの場合を検証しますと・・・
太ももの太さの差異は股関節の捻じれに関わってきます。
つまり、左右の股関節において、内転、内旋が強いと太ももの内側にある太い血管が圧迫されて血行不良が起きるために、筋肉、骨の成長が遅くなる、その結果で太ももが細くなるのです。
(内転とは脚を中心に引き付ける力、内旋とは脚を内にねじる力の事です)
また、内捻じれは脚を短くさせるので、この子は右脚が長いタイプと思われます。
その血行不良が起こっている証拠に赤ちゃんの左右の脚の温度差を感じてみてください。
太ももの細い方の脚は血行不良で冷たく感じるはずです。
ですから、この赤ちゃんの場合は右股関節の開きが強く、左脚が内に捻じれていることが想像できます。
赤ちゃんはO脚ですから、特に股関節の開きの強い太い右脚を広げる動きが強く出ているので、口にくわえる、良く動かす事はそういう事かと思います。
ただ最後の『左脚にはない深いしわがある』だけが、整合しないので悩ましいのです。
礒谷公良先生著『礒谷療法』(礒谷式力学療法事業出版部刊)P-70 の「乳幼児の長短差の診断と矯正」を見ると
両腿に左右対称でない横紋がある場合は、横紋が膝に近い方が長い脚である。
横紋の数が違う場合は、数が多い方が短い脚である。
この赤ちゃんは右脚が長いと思われるのに、右足にしわが深いとのことですので整合性が崩れてしまいますから、きちんとお話を聞くなりしないと正確な判断が出来ません。
もし、右脚が長いことで間違えが無ければ、生活での注意点、矯正法などもお伝えできるのですが、確信が持てないので残念ながらここでは割愛させていただきます。
赤ちゃんの生後検診で股関節脱臼はほとんど発見されているようですが、脱臼が無くてもこの赤ちゃんのように脚の左右差がある子は、健康のためにもなるべく早く治してあげたいですね。
ただ、そうは言いましても、あまり神経質にならずに赤ちゃんとの時間を楽しんでくださいね。
もし気になる方がいらっしゃれば、当所の歩行診断サービスを使い動画などでのご相談にも乗れますので、まずはLINEなどからお気軽にお問い合わせください。
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