変形性股関節症の痛みの原因を知りましょう

2019年09月10日

 こういう文章がありました「整形外科では、痛みの原因を関節の変形と考えます。そのため、変形性股関節症の痛みは、股関節の軟骨がすり減って変形を起こしているとされています。もちろん、大きな変形で痛む場合もありますが、ほとんどの股関節症は、筋肉のダメージによるものです」

 この文章には二か所?があります。まず整形外科では、痛みの原因は関節の変形・・・』の部分ですが、これには『なぜ、関節が変形してしまったのか?』の視点が抜けているので、変形ありきで話が始まってしまっているので、その後に続く『大きい変形で痛む・・』と言う全く見当違いな文章に続いてしまいますが、基本的に痛みと変形の度合いは必ずしもイコールではありません。

 変形性股関節とは、そもそも股関節は大腿骨と骨盤を繋ぐ関節ですが、股関節は全動関節と言い全ての方向に動くという特性を持っているがために、日常生活のクセや、脱臼、臼蓋形成不全と言った器質的なクセにより、その角度がずれてしまい、そのままずれた状態で体重を支えなくてはいけない為に軟骨を削ってしまい、次に骨と骨がダイレクトに削り合い、骨が変形してしまう病態のことを言います。

 そして、股関節自体には神経が無いために、その周辺の筋肉の緊張が痛みを作るのですが、この文章ではその痛みの発生機序がわかりません。
 さらに「ほとんどの股関節症は、筋肉のダメージによるもの」と言う文章に至っては、?????。

 筋肉のダメージは肉離れとか筋肉痛ですから、変形性股関節症の痛みの説明にはなっていません。

 私がこの文章を表現するならば「変形性股関節症の痛みは、筋肉のクセにより引っ張られた股関節角度の異常によるもので、股関節周りの筋肉の緊張により神経が圧迫されている為に起こっている」と言います。

 この様な事をなぜ問題にするかというと、なぜその痛みが起こっているかを把握する事は、「それをどう取り除くのか?」と言う治療そのものの内容に直結するから大事なのです。

 痛みを引き起こしている筋肉は、原因となっている筋肉なのか?または原因に引っ張られている筋肉なのか?これを間違えると治療にならないと考えています。

股関節矯正70年の歴史礒谷式力学療法をベースに考え抜いた整体法 杉並区・西荻窪 鴨下療法所 

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