股関節・骨盤矯正で正しい姿勢と快適な歩行 礒谷療法×CS60の整体院 鴨下療法所 杉並区・西荻窪駅から徒歩3分
2019年09月10日
西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【変形性股関節症】
あるお医者さんが書かれた文章ですが「整形外科では、痛みの原因を関節の変形と考えます。そのため、変形性股関節症の痛みは、股関節の軟骨がすり減って変形を起こしているとされています。もちろん、大きな変形で痛む場合もありますが、ほとんどの股関節症は、筋肉のダメージによるものです」
この文章には二か所?があります。
まず整形外科では、痛みの原因は関節の変形・・・』の部分ですが、これには『なぜ、関節が変形してしまったのか?』の視点が抜けて、変形ありきで話が始まってしまっているので、その後に続く『大きい変形で痛む・・』と言う全く見当違いな文章に続いてしまいますが、基本的に痛みと変形の度合いは必ずしもイコールではありません。
それほど変形が進んでいなくても非常に強い痛みを感じられる方もいらっしゃいますし、その反対の方もいらっしゃいます。
では、そもそも変形性股関節症とは?
股関節は大腿骨と骨盤を繋ぐ関節ですが、股関節は全動関節と言い全ての方向に動くという特性を持っているがために、日常生活のクセや、脱臼、臼蓋形成不全と言った器質的なクセにより、その角度がずれてしまい、そのままずれた状態で体重を支えなくてはいけない為に軟骨を削ってしまい、次に骨と骨がダイレクトに削り合い、骨が変形してしまう病態のことをいいます。
そして、股関節自体には神経が無いために、その周辺の筋肉の緊張が痛みを作るのですが、この文章ではその痛みの発生機序がわかりません。
さらに「ほとんどの股関節症は、筋肉のダメージによるもの」と言う文章に至っては、?????。
筋肉のダメージとは肉離れとか筋肉痛ですから、変形性股関節症の痛みの説明にはなっていません。
私がこの文章を表現するならば「変形性股関節症の痛みは、筋肉のクセにより引っ張られた股関節角度の異常によるもので、股関節周りの筋肉の緊張により神経が圧迫されている為に起こっている」と言います。
つまり、股関節の角度を変えるほど筋肉に強弱のアンバランスがある状態であるから、それを正しましょうというのが礒谷式力学療法の考え方になります。
この様な事をなぜ問題にするかというと、なぜその痛みが起こっているかを把握する事は、「それをどう取り除くのか?」と言う治療そのものの内容に直結するから大事なのです。
そして、痛みを引き起こしている筋肉は、原因となっている筋肉の問題なのか?
または原因に引っ張られている筋肉なのか?
前に紹介したことがあります、ジグリング、貧乏ゆすりで変形性股関節症を改善させることを思いつかれた先生の研究の発端は、手術の時に筋肉をつなげそこなったことがすごく良い結果につながったのだという話がありましたが、これなどはまさにこの股関節の角度を変えるほど強かった筋肉が弱くなることにより非常に術後が良かったという話です。
礒谷式力学療法では、手術ではもちろんなく、股関節矯正、生活習慣、体操などにより筋肉の強弱の修正を行うので、この強い筋肉弱い筋肉の判断が非常に重要になるのです。
股関節矯正70年の礒谷式力学療法×CS60の整体院 杉並区・西荻窪 鴨下療法所
杉並区松庵3‐35‐21 03-5938-7713
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