脳梗塞の後遺症のリハビリ・・・股関節矯正による根本へのアプローチ

2019年03月02日

 西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【脳梗塞リハビリ】

 私の父も脳梗塞でしたが、重度であったために歩行などのリハビリも出来る状態ではなく3年立つことも出来ずに亡くなりましたから、この病気の恐ろしさと大変さを身近に感じます。

 
 

 さて、上の写真は脳梗塞後遺で左片麻痺がある方の杖をついての立位姿勢です。

 左脚が尖足状態(踵がつかない状態)なために左の骨盤が高いように見えますが、左足の踵を地面につけられれば右骨盤が高くなります。
 写真のように杖が短すぎるとこの状態は助長されて、骨盤が左に逃げてしまっている事により右脚に体重が乗っていないこと、背骨が左に湾曲していることが見てとれます。

 この尖足は股関節の内転、内旋という股関節が内に捻じれた状態により引き起こされます。
 その状態を分かり易く右に図示しました。
 左脚の内ねじれ及び内転により骨盤が左に引っ張られている為に右に体重がかからない状態になり、右骨盤が高位になるために脊柱は左側弯で初めスタートしていますが、重力の影響下でバランスを取るためにその上で右に側弯し、首のあたりではさらに左に側弯しているために顔が左に向いている状態であると思われます。

 では、この様な状態にある方にどのような手立てが必要なのでしょうか?

 歩いて脚力だけつければいいのでしょうか?

 先日も街で見かけましたが、やはり片麻痺と思われる方にトレーナーさんか解除の方が付き添い頑張って歩行されていらっしゃいましたが、明らかに右脚が長いのに杖を左に持ち、左重心で歩いていらっしゃいましたが非常に残念ながら、左右差が増大してしまいます。

 やはりお体の状態を見ればわかる通り左右差が有るのですから、左右差の解消を目指さなければその差が埋まることは無いと思います。

 尖足を治すために足首にテーピング?

 たとえ手術をしても縮まろうとするアキレス腱は半端じゃなく硬くなりますから、追っつかなくなると思います。
 
 左脚に補高靴?

 短い脚を高くすると、股関節が内に捻じれてどんどん脚長差は大きくなってしまいます。

 腕や手にある緊張をほぐすためにマッサージ?

 緊張の原因を把握していないと、結果である硬い筋肉を一生懸命ほぐすことになりかねません。そうすると歪みは増大してしまいます。

 不調がある内臓に投薬?

 もちろん、必要に応じた薬を飲むことは重要ですが、基本は飲まなくてもいい状態を作ることだと思います。

 当所ではこれらが起こっている原因である右骨盤高位をその原因である股関節矯正で水平にしていきます。
 
 そして、さらにご本人の歩き方や座り方を徹底的に矯正動作に変えていただくようにご指導していきます。

 そうすればそれが原因で起こっている、左尖足、脊柱の側弯、腕が伸び切らない等の症状が軽減、解消されていくのです。

 (但し麻痺の程度、努力の度合いにより回復には個人差があります) 
 
      脳梗塞の後遺症にも効果的な礒谷式力学療法×CS60の整体院 杉並・西荻窪 鴨下療法所
                                  杉並区松庵3ー35-21 03-5938-7713

姿勢矯正 西荻窪 整体

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