股関節が整う正しい歩き方とは?

2021年08月03日

正しい歩き方 西荻窪整体  
赤ちゃんの時に、ハイハイからつかまり立ちした時に「あんよは上手」と歩くことを覚えて以来、歩き方を習ったことがありますか?

 歩くことに意識を向けて「~式歩き方教室」などへ足を運んだ経験がある人は、少ないのではないでしょうか?

 私の患者様でも今までに歩き方を習ったことが有ると言う方は、過去にたぶん10人以下だったと思います。

 

そして、その内容をお聞きすると『美しく見える歩き方』、『肥満予防、肥満解消のためにカロリーを消費する歩き方』この2つのテーマがほとんどだったと記憶しています。

 まず、美しく見える歩き方の特徴は、脚を交差させO脚を目立たせないようにするというようなもので、ひどいものでは足先を開いて歩きなさいというものまでありました。

 しかし、この歩行では脚に対して骨盤がしっかりと乗ることが出来ないので非常に不安定になり、不安定はエネルギーのロスになるために到底納得出来るものではありませんし、足先を開けば膝は内に向かい脛と太ももに極端な捻じれを生じさせることにより、血行不良による冷え、下肢静脈瘤、脚のつり、外反母趾、足底筋膜炎と数え切れないほどのトラブルの基になります。

 また、エネルギー消費の観点から多い指導は「大股歩き」ですが、これは筋肉のバランスが失調し、自らO脚を作るようなもので、最悪と言わねばなりません。O脚がよろしくないのは、O脚が猫背の原因だからで、猫背は神経の圧迫により難病をはじめすべての病気、不調の原因だからなのです。

 そもそも日本人は自然なものを美しいと感じる感性を持っているので、自然=正しい歩き方、とするならば、それがそのままで美しい歩き方、健康にも良い歩き方、と言えるのではないでしょうか?

 では、正しいとはどのように判断をするべきでしょうか?

 それは『長く歩ける事』に尽きるのです。

 長く歩けるとは、体を物理的、合理的に最適な状態で使えているという事だからです。

 そして、その歩き方こそが先ほども書きました自然な歩き方といえるのです。

 『長く歩ける事』の中身をさらに解析すると、偏った筋肉に負担をかけない、という事が言えます。

 そして、その偏った筋肉に負担をかけないことを考える時にポイントになるのが股関節です。

 なぜならば、股関節の周りには脚を動かす筋肉が全てレイアウトされているので股関節をどう動かすかを考えれば、すべての筋肉をその使い方に合わせて満遍なく使う方法が分かるのです

 当所では、そうした考えのもとで導き出された科学的な根拠に基づく歩き方も整体の一部として、ご指導しています。

 例えば、せっかく整体を受けて「あ~、体が楽になった」と、大股で歩いて家まで帰れば、せっかくの効果がチャラになってしまい、体を根本から変えていくための積み上げが不可能だからなのです。

 みなさんも長い時間かけてヨガやストレッチでほぐした筋肉が、体を支える脚の筋肉のアンバランスで元に戻っているとしたら、どう思いますか?

 どんな健康法を行うにしても、まず歩き方、日常生活での体の使い方を覚えて実践していなければ、ロスが多すぎて根本から肉体を根本から変えることが出来ない事がご理解いただけるのではないでしょうか?。

 体の中で一番大きい関節=股関節、体の中で一番大きい骨=骨盤、体の中で一番強い筋肉=大腿四頭筋、これらが整わなければ体全体が整うわけがないのです。

 しかし、これは逆を言えば股関節さえ整えれば体は整うということです。

 したがって、まずは股関節を整える正しい歩き方を覚えましょう!!

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