股関節・骨盤矯正で正しい姿勢と快適な歩行 礒谷療法×CS60の整体院 鴨下療法所 杉並区・西荻窪駅から徒歩3分
2023年06月09日
西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【姿勢】
先日、同級生の友人が写真を見せてくれました。(私も彼も60才です)

上の写真は、私がその時の彼の姿勢をまねて撮ったものですが、かなり高齢に見えませんか?
その時の写真は仕事と引っ越しでめちゃめちゃ疲れて深夜帰ってきてご飯を食べている時のものだそうなのですが、あまりの老けっぷりに奥さんが面白がって(( ;∀;))写真に撮ったというものでした。
背中が丸まり、顔が前に突き出し、あごを出すと確かに10歳ぐらいは老けて見えますね。
この「あごを出す」とは、『ひどく疲れて、足が動かず、あごだけが前に出る。疲れ切ってどうにもならない状態をたとえていう』と辞書にはあります。
では、ここで質問ですが、皆さんは「なぜ、あごが出るのか?」ご存じですか?
答えは、重力が人体に与える影響なのですが、順を追って説明します。
1、多くの人において、太ももの外側の筋肉は内側の筋肉より強い。(と言うより、内側の筋肉が弱い)
2,歩いたり、モノを運んだり体を使う時に、ももの外側の筋肉を多く使う。
3,ももの外側の筋肉は骨盤の裏側につながるために、その緊張は骨盤を後傾させる。
4,体全体の重心が後ろに傾くので、重力の影響で後ろに倒れないように背骨を丸め、顔や肩を前に突き出す事により重力の影響下で体の重さのバランスを自然に保つ。
このようにして顔が前に突き出し、あごが出るのです。
ですから、辞書の説明どうりに「ひどく疲れて、足が動かない」という状態というのは、まさにその通りで、足が疲れるから顎が出るわけです。
では、どうしたらこのような状態を防げるのでしょうか?
『顎が出ることを防ぐ』これは、説明したように太ももの内側の筋肉を鍛えて強くして外側の筋肉とのバランスを良くして、正しい姿勢を作ることが唯一の根本解決法です。
そのためにも、いつも私が書いているように『正しく歩くこと』や自分の体のクセを知り、歪みをなるべく作らないようにすることがとても重要です。
とは言え、なかなか今日からそれを行い筋肉の状態を改善して顎が出ないようにすることは難しいかもしれませんね。
そこで!!
手軽にできる顎が出ない方法は・・・・・
①ゲートル巻き
昔の兵隊さんはゲートルという包帯状の布で足首から脛をきつくぐるぐると巻き上げていました。

これは、先ほど説明しました重たい荷物を背負い、遠距離移動をすることによる太ももの外側の筋肉疲労を軽減させるための工夫でした。
そのメカニズムは、体重以上の負荷により太ももの外側の筋肉に負担がかかる⇒脛の外側に負荷が多くかかる⇒脛にある2本の骨の外側の骨が外に引っ張られて、外荷重が助長される⇒重心が外に逃げると体力が消耗する、O脚になり代謝が悪くなり体力を損なう、姿勢が悪くなり呼吸が浅くなり疲れが取れない・・・と様々な良くないことが起こる。
ですから、あごが上がる原因は前回説明したように太ももの使い過ぎなわけですから、太ももから脛への影響を逆に、脛から太もも、骨盤への良い影響にするゲートルも一つの解決法です。
そして、ゲートルは巻くのも大変そうですが現在ではコンプレッションサポーターなど良い商品がありますから、引っ越し等体に負担がかかりそうな時には着用するのもいいのではないでしょうか?

ただ、長期間使用することは自前の筋肉がさぼってしまい弱くなりますから、お勧めできませんので、必要な時に使用したらどうでしょうか?
骨盤の上、背骨に巻き付けるのではなく、骨盤事態に巻き付けるタイプのものをお勧めします。
それは太ももの外側の筋肉の緊張を減らしてくれるので骨盤の後傾を減少させてくれるからです。
しかし、この骨盤ベルトも、長期で使用すると①と同様に筋肉を弱らせてしまうので、あくまでも一過的に使うべきだと思います。
③タスキ
当所でも販売しております、タスキは肩を後ろに引き癖を作るのに手軽で効果が高いものだと思います。
しかも、筋肉のストレッチになっているので長時間使用しても問題になることはないと思います。
当然、肩が後ろに引ければ顎が出ることも防げるわけです。
しかし、気を付けなくてはいけないのが、肩を引くことを意識しすぎると肝心の骨盤の後傾を助長させてしまうことがあるのです。
疲れも軽減できる姿勢矯正×CS60の整体院
杉並区・西荻窪 鴨下療法所
杉並区松庵3ー35-21 03-5938-7713

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