反り腰、スウェーバックを考える

2025年12月25日

西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【反り腰】

ここ10年位でしょうか、やけに反り腰が良くないという話を聞くようになりました。

ちまたで、よく言われている反り腰の概念の多くは・・・

腰椎は元々少し反っているのが普通ですが、その反りが過剰となった状態を反り腰と呼びます。

反り腰のセルフチェックとしては・・

・仰向けで寝た時に手が腰の下に簡単に入る

・壁に背中をつけて立った時に腰の部分を手が簡単に通入る

腰椎とは骨盤の上につながる背骨の椎骨5個の部分を指しますが、ここにある前弯は生理曲線と言い人類が直立二足歩行を行うために獲得した必要な弯曲です。

とは言え、個人差が大きいのでどれぐらいの角度をもって正常なのかという判断基準は無いと思いますが、手が入るとかいうようなあいまいな基準で反り腰と断じることがナンセンスだと私は考えます。

以前にも書きましたが、女性で胸が大きい方は体の前側が重たくなる関係でお尻が後ろに出て体の前後の重さのバランスをとる必要があります。

日本人ではあまりピンとこないかもしれませんが、海外ではごく当たり前のことです。

胸の大きい人の反り腰
↑この方は胸もお尻も大きく、腰の弯曲はものすごく反っていますが、この方の体の重さのバランスにはこの弯曲が必要なのです。この方がもし仰向けで寝たら当然腰の隙間に手は入るでしょうが、もしこの方に腰痛など無く重心が正しく脚に掛かっているならこの反りは正常なものであり、反り腰と呼ぶ必要はないのではないでしょうか?

これは、妊婦さんでも同様です。

 最近読んでいる『直立二足歩行の人類史』(ジェレミー・デシルヴァ著 文芸春秋刊)に紹介されていた話では・・

2007年、ハーバード大学人類進化生物学者のキャサリン・ホイットカムとダニエル・リーバーマンおよびテキサス大学の人類学者ライザ・シャビロンは、妊娠中に母体の歩き方と姿勢がどう変化するかを研究し、その結果を発表した。

中略

腰椎の数は男女とも5つである。男性の腰椎は下の二つがくさび型をしていて、脊柱はそこでカーブしている。しかし、女性の場合は下の三つの腰椎がくさび型をしているため、そのカーブは男性よりも大きくなっている。ホイットカムは、この大きなカーブのおかげで妊婦は前方にずれた重心を股関節に戻すことができ、歩行の際にバランスを保てることを発見した。

この説によると腰椎のカーブが体重の前後の偏在を吸収してくれて体幹のバランスを保てると述べていますが、私はそれと同時におなかが大きくなり体の前側が重たくなれば、お尻が後ろに引けてそして腰が反れて体の重心のバランスを保つと考えています。(また先ほども書きましたが、そもそも女性の腰椎のカーブが男性に比べて大きいのはやはり胸の重さの影響ではないでしょうか?特にこの研究はアメリカでのことなので胸の大きい女性が多いと思われますから)

ですから、良くない状態を指す、病態として反った腰を「反り腰」と呼ぶのなら、ただ反っているから良くないと決めつけるのは間違いだと分かります。

では、何をもって反り腰というか?

私は骨盤が前傾しすぎていて、腰椎が前方へ極端に前傾している状態を反り腰と呼びます。

そして、この骨盤の前傾はX脚により引き起こされます。

これは、股関節に疾患があるケースが非常に多く、特に小児麻痺などによる影響では特に顕著です。(ただ、礒谷公良先生は小児麻痺になるからX脚・反り腰になるのではなくX脚だから小児麻痺がおこると言われています)

この点をもって私はこの状態の反り腰を『真正反り腰』、そしてその原因が他の物による反り腰を『疑似反り腰』と呼び分けています。

反対に骨盤が後傾している状態を最近はスウェーバックと呼んでいるそうです。(おじさんはこの辺の情報が遅くて最近患者様にお聞きしました。💦)

スウェーバックした姿勢
↑最近の若い方に多いですね、この姿勢。アニメを見ていても主人公がこの姿勢で書かれていることも多く、この姿勢が普通と思われてしまうのではないかと心配になります。

このスウェーバックの状態は骨盤後傾から起こる猫背姿勢の一形態です。

いわゆる猫背だと、背中が丸まりますがこの状態ではまだ背中が丸まらなくても上半身の重さを支えられている状態と言えます。

そして、この姿勢こそがほとんどの疑似反り腰の原因です。

ということは、疑似反り腰もスウェーバックもその原因はO脚+股関節の内ねじれ!!

それを、腰が反れているのやスウェーバックは腹筋が弱いからと考え(これ実に多くの人が間違えています)、腹筋を鍛えてしまうと、猫背が進んでしまいます。

このドツボにはまらないように是非ご注意ください。

疑似反り腰、真正反り腰、スウェーバックを根本から直すためには脚の筋肉のバランス回復しかありません!!

脚の筋肉のバランスが良い状態ということは骨盤が正常な位置に戻るということですから、姿勢矯正は必ず脚の筋肉から取り組みましょう。

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