膝痛に関する間違えた情報

2019年10月02日

 膝痛、変形性膝関節症で検索すると様々な情報が飛び交っています。
 色々勉強の為に読んだりもしますが、多くがチョットそれはと言いたくなります。今日はこうした考え方を検証します。

 ①「変形性膝関節症は、発症すると少しずつ進行し、末期になると膝関節が変形してO脚になり、歩くことが困難になります」・・・O脚になるから、変形性膝関節症になっているのに、きちんと対処しないから末期になってやっとO脚になります、とは、こういうところで膝痛の初めの段階でどういう処置をしているのでしょうか?多くの方の膝痛はO脚に起因するのですから、O脚治療=ひざ治療と考えてもいいぐらいです。

 ②「膝を支える大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)を強化するには、膝を固定して脚を動かす体操が効果的です。仰向けになって片方の脚を伸ばし、膝を動かさないようにして足首を10㎝くらい上げます」・・・脚の筋肉が強いうのは、体重を支えるという目的があるからです。負荷を減らした筋トレでは体重を支える為の筋トレになりません。また大腿四頭筋のどの部分を鍛えればいいのかをきちんと特化した筋トレは、運動してもあまり膝は痛みません。脚の筋肉のバランスを回復させる=ひざ痛治療です。

 ③「O脚に変形した膝関節では、内側により多くの荷重がかかるので内側の軟骨ばかりがすり減ります。そのため、靴のインソール(中敷き)で荷重のバランスを調整するのも有効な対処法です。膝軟骨にかかるストレスを軽減して、進行を遅らせます」・・・O脚では足の外側に体重がかかります、これはさすがに書き間違いですかね?インソールも時間をかけて少しづつ加減をしながら進めるなどすれば有効だとも思いますが、1回作ってそのままというようなものでは、矯正は難しいと思います。
 自分の筋肉の状態で足にかかる重心を正しく治す=ひざ痛治療です。

 どういう治療法にしても、少なくとも、「あんたの歩き方は~の理由で、こういう歩き方になっていますから、こう歩いてください」と言う指導がセットでなければ膝痛が無くなる訳が有りません。正しく歩ける=ひざ痛治療なのです。

この他にも、こういう治療法はどうだろう?こういう運動はどうだろうというようなご質問が有ればぜひお問い合わせください。出来る範囲でお答えさせていただきます。

 膝痛を根本から治せるのは、ご本人と施術家との二人三脚のみです。70年以上の歴史がある礒谷療法ベースの整体院
                                            杉並・西荻窪  鴨下療法所
 

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