股関節・骨盤矯正で正しい姿勢と快適な歩行 礒谷療法×CS60の整体院 鴨下療法所 杉並区・西荻窪駅から徒歩3分
2022年03月12日
前回、ヨガにおける重要なポーズのうちの一つである猫のポーズと礒谷式力学療法における比較検討を説明しました。
今回は、そのポーズを行う時間、ヨガではポーズのキープと表現する時間のお話。
そもそも、ヨガのポーズはどれぐらいの時間をかけて行うべきなのでしょうか?
ネットを見ても様々な意見が見られます。
20~30秒、3分、10分、長ければ長いほど・・・
その理由も色々で・・
「ヨガを行える時間が30分とか制約があるから、その中でバランスよく体を整えるためには各ポーズを30秒程度にするべきだ」
「心を安定するのが目的なのだから」
「体の歪みを取り除くためには、体の痛みが出てきても長くポーズを行うのが良い」等々。
それぞれの意見はもっともに思えますから、目的に応じて行えばいいのでしょう。
しかし、治療目的である礒谷式力学療法においては、「体を整える」という目的のために行う静的力学矯正、つまりヨガで言うポーズのキープと同様に同じ姿勢を続けることには目的があります。
例えば座布団矯正においてはただ正座をして後ろの座布団に横になるわけではありません。
上の写真の座布団矯正時に私の場合ですと左足が長いので正座においては左の膝を少し後ろに引き、かかとをお尻の外に出します。
この操作により、理論は省略しますが、左股関節を内転、内旋することができ、そこから筋肉の連動を使い、左骨盤を下げて骨盤を水平にし、右側弯の背骨をまっすぐにしつつ整理弯曲の回復を図り、前肩を後ろに引きながら右肩をより後ろに引けるようなストレッチが行えるのです。
ヨガにおいてはどうでしょうか?
猫のポーズを行うときに、床につく膝のどちらかを引いたりするでしょうか?
床につく手をどちらか後ろに引いたりするでしょうか?
多分、そういうことは行っていないと思います。
それは、ヨガにおいては武道などと同様に正しい形のひな型にはめ込むことにより、正しい形を作るためだと私は思います。
こうした方法も先人の知恵のたまもので素晴らしいと思うのですが、この場合何より指導者の技量が問題になることです。
例えば、ポーズを行ったときに出る痛みが、正しく体を整えるのに必要な痛みならば「少し負荷を減らして続けましょう」という指導になるはずですが、もし間違ったことを行って出ている痛みならば、それを見極めてポーズの修正を指導する必要がありますし、うっかり「その痛みは必要だから続けなさい」などという間違った指導をすれば、続けた方は健康を害することになってしまうでしょう。
要は、何を目的にそれを行っているのか?という本質的な問題になるのだと思います。
ちょっと本題から外れてしまいましたが、続きは次回で。
体を整えるために必要な時間も考えている礒谷式力学療法ベースの整体院 杉並区・西荻窪 鴨下療法所