視力の悪さと猫背の関係

2019年05月29日


 視力が弱い子が増えていますが、姿勢の悪さは視力にも大きな影響が有ります。小学校低学年ぐらいでは歩き方もきれいなのに高学年になるとポケットに手を入れて猫背で歩いている子も見かけます。そして中学、高校となると特に男子に多いのが顔が前に出ているタイプの猫背です。

 先日近所の小学校の校庭で、男子児童数人が地面に座りカードを広げて遊んでいましたが、その時の姿勢が、あぐらをかいて下に置いたカードを見るために顔を突き出して下を見ていました。

 股関節を開くと骨盤が後傾し、そこから猫背がスタートするのですが、その姿勢はまさに、ザ・猫背!私が小学生の頃はそこまで極端な姿勢をする事はそれほどなかったと思います。スポーツをする子以外は小学校も高学年位になるとあまり外で遊んでいる子を見かけなくなって久しいですが、本来小学校時代位は外を駆け回り、木に登ったり、ジャンプしたりと色々な運動、遊びを通して特に下半身の筋肉をバランスよく鍛えたいのですが、そうした機会も少ないようですし、スマホやゲームの普及で楽な(悪い)姿勢になり易いですね。

 悪い姿勢でも、特に顔が前に飛びてるタイプの猫背は特に首に集中して筋肉の緊張を作りますから、視神経の圧迫や頭部への血流阻害で視力低下にも悪影響が少なくありません。

 大人になったら治るだろう、と簡単に考えてはいけません。大人になればさらに悪化してしまうのです。重力の影響で、骨盤の位置異常による重さのアンバランスは悪い姿勢を作る筋トレをしている状態ですからどんどん進んでしまうのです。

 当所にもお子さんの姿勢を心配してお連れいただくお母様がいらっしゃいますが、小学校の高学年以上になると成長期で筋肉も硬くなりやすく、さらに反抗期に入ると「そんなのやってらんないよ」となるケースも残念ながら多いのが現状です。

 したがって、出来れば小学校低学年で、紐を結んで寝る、椅子の座り方、歩き方、スマホやPCを見る姿勢位は習慣にしておけば良いのではないかと思います。
 
 良い姿勢は見た目もさることながら、視力をはじめ健康状態や学力にも大きな影響が有ります。子供の長い人生に是非いい姿勢を習慣付けてあげてください。 
 
 良い姿勢を根本から作れる整体院 杉並・西荻窪 鴨下療法所 
 

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