骨盤は硬い靭帯でほとんど固まっているので、妊娠出産や事故でもない限り動くことは無いと、ある整体の先生に言われたそうです。

う～む、困ったものです。
　レントゲンで見れば骨盤が歪む・転位を起こすのは明らかなのに・・・・。

　先日もある変形性股関節症の患者様が、「先日股関節のレントゲン写真を撮ったら、お医者さんが一年前と変わりないですね、と言われたんですが」とレントゲン写真をお持ちになりました。

 

　
　　　　　

上の礒谷慮法要図における骨盤転位の見方

1. 赤線・・・左右骨盤の高低差
2. 緑線・・・鎖骨の左右の高低差
3. 黄色丸・・坐骨孔の大きさ
4. 水色線・・骨盤の幅の左右差
5. ピンク丸・・大転子で見る大腿骨の向き

　私の立場ではレントゲン写真で診断はもちろん出来ませんから、こういう風に見るんですよと上のイラストの礒谷療法の要図に記された骨盤の形と大腿骨の向きの見方のポイントを説明すると、「本当だ！！　何で変わってないって言われたんだろう？」と不思議がられていました。

その方の場合、骨盤の高低差、坐骨の高低差、坐骨孔の大きさが揃い、大腿骨の大転子の見え方も左右差が無くなっていたのに「大腿骨と臼蓋の隙間は変わってないね」と言う説明だけだったそうです。

　診断ではなくレントゲン写真を見るポイントに関しては、上の図で説明しているとうりですが、それがどうして起こっているのかまで説明できますから、どうぞお気軽にご相談ください。　

骨盤の転位によりそれがどうして起こっているかもわかるのは礒谷療法だけ　杉並区・西荻窪　鴨下療法所