靭帯ストレッチ・・座布団矯正

2023年05月12日

 西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【ストレッチ】
礒谷式力学療法 座布団矯正 ストレッチ 西荻窪 整体

 初めてご覧になった方は「何やってるの?」と思われるのではないでしょうか?

 これは70年以上の歴史があり当所の治療の中心でもある礒谷式力学療法と言う整体術における矯正法の一つ「座布団矯正法」と言う非常に効果がある姿勢改善法です。

 ご覧の様に座布団が多ければ多いほど後ろに寝た時に体が垂直に近くなるのでストレッチの効果は弱まります。

 今までで70歳代の重度の腰痛の方に13枚+枕2個で矯正をさせていただいたのが最多記録ではないかと記憶していますが、その時は上半身はほぼ垂直でした。(その方は矯正を続けられ腰痛を克服され、最終的に座布団2枚で健康維持をされるように柔軟になられました)

 25年前に私が初めて礒谷式力学療法の矯正を受けた時の座布団矯正の座布団の枚数は上の写真の様に7枚でしたが、矯正中の10分間は、きつい~、早くやめたい~、と思いました。

 その時の私は、子供の頃からの猫背と腰に力を入れてしまう癖で常に腰痛があり、体の歪みも、おへその位置が中心から2~3㌢右にずれている状態でしたから、この矯正が本当にきつかったのです。

 しかし、礒谷式力学療法の勉強の1か月後には社員として登用されたので、時間があれば社員同士、勉強に来られている研修生と共に、この座布団矯正を受けていると、だんだんと座布団矯正後に体が伸びて、受けるのが気持ちよくなってきました。

 そして座布団の枚数も1枚、2枚と減っていきました。
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 礒谷式力学療法総本部で勤務を始め、もちろん自分の体の改善にも積極的に取り組みましたから、記憶が少しあいまいですが1年位で座布団2枚で矯正を受けれるようになったと思います。
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 しかし、ある程度のところで小康状態になるのがこの矯正の特徴でもありますが、私の場合はこの2枚が大きな壁でした。

 私の想像では、この壁は先天的なものまでを乗り越える時立ちはだかるのではないかと考えていますが、私の場合はこの2枚で1~2年枚数が変わらなくなりました。

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 では、実際どのようにこのストレッチを行うのかを少し説明足します。

 体の後ろに積んだ座布団の体のちょうど骨盤の上、背骨の腰椎と呼ばれる部位(赤丸の位置)に硬めの枕が入っています。
 この枕により、腰椎に前弯を生じさせ(黄色線)骨盤を引き起こしています。

 これ位座布団が減ってくると膝が浮き上がってしまうために10キロの重し(緑の矢印)を膝の上において太ももの前面の筋肉の伸長を助けます。

 そして、オレンジ線で記したように上半身と下半身が上下にバランスよくストレッチが出来るようにしますが、このバランスにより全身の骨格筋だけではなくインナーマッスルと言われる体の中にある筋肉や腱の部分、靭帯までストレッチ出来るのです。

 さらに、この時に矯正を受ける人の股関節に必要なストレッチを行うために正座時の膝の位置、踵の位置により股関節周りの靭帯への効果も考え抜き、その状態が崩れないように脚を紐で結んでいます。

 そして、靭帯をストレッチするためには時間を10分以上かける必要がありますので当所では個人差を考え痛みがなければ最長で15分と言う時間をしっかりとかけてストレッチを行っています。

 礒谷式力学療法においてこのように動きがない矯正法を静的力学矯正法と呼び、動きがある矯正法(動的矯正法)と区別していますが、静的力学法でしっかりと10分以上の時間をかけるのはこの靭帯のストレッチをしっかりと行うためなのです。(他には腰枕矯正法、正座法などがあります)

 ではなぜ靭帯のストレッチが必要なのでしょうか?

 ちょっとこの図をご覧ください。

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 図のように靭帯は骨と骨が動かないようにつなぎとめる働きをしてくれています。
 筋肉は骨と骨をつなぎ、短くなることにより骨を動かす事が基本の働きです。

 しかし、例えば正しくない歩き方でよく使う筋肉とあまり使わない筋肉があると、それが筋肉に強弱を生じさせて、骨を偏って引っ張ってしまいますので・・・。

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 筋肉の保持力を失った靭帯は図の様に左側では伸ばされ、右側では縮まったりと言う影響を受けてしまうのです。

 ですから、ヨガにおいても一つのアーサナ(型)に時間をかけてジワジワと靭帯まで効かせているわけです。

 しかし、一般の整体やマッサージにおいてはこの靭帯やインナーマッスル全てまでストレッチをすることをしません。
 というより、出来ないので、どうしても効果が一時的であったり弱かったりしてしまうのです。

 そして、ここまで行うから礒谷式力学療法は根本療法となりえるのです。

さて、改めて考えてみたいのが『なぜ礒谷式力学療法が根本療法と呼べるのか?』です。

 それは、この座布団矯正法でもはっきりと証明出来るからです。

 現在の私は、写真の様に餃子の様に折った2枚の座布団に重しを乗せて15分座布団矯正を受けれます。
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 昨年、還暦にしてはまあまあの柔軟性と自負していますが、これも礒谷療法のおかげです。

 

25年前に取り組み始めた時は7枚の座布団でひーひー言っていた私でも、2枚折り座布団で気持ちよくストレッチができるという事が、対処療法ではなく、根本療法であることの証だと思うからです。

私はもともと体が硬く慢性腰痛持ちで、へそが中心から2~3㌢もずれていた人間には座布団をここまで減らしてストレッチをすることは痛くて不可能なのですが、継続をすればこれだけ体の状態が変わるのです。

 ですから、当所では患者様がきちんと生活の中で「良い姿勢作り」に取り組んでいらっしゃるかが、すぐに分かってしまうのです。

 きちんと取り組まれていれば個人差はあるものの、ある程度の枚数まではきちんと減ってくるから、ずーっと枚数が同じという方は取り組み方が、ちょっと甘い(*_*;ということになるわけです。
 

 良い姿勢とは、見た目がきれいなことだけがポイントではありません。

 良い姿勢とは、筋肉に余分な緊張がない事、それにより神経、血管、臓器に余分な圧迫が無いために、各機関が円滑に働いてくれ、血が栄養、酸素を隅々まで届けて・老廃物をお掃除してくれて、呼吸が深く出来、痛む個所もなく、関節もスムーズに動いてくれることにより生活が滞りなく行え、次の瞬間にはあらゆる動きが可能であるような状態が理想だと思います。

 姿勢に関しては、遺伝だから、生まれつきだからと考えてしまいやすいのですが、そればかりではなくご本人の取り組み方で改善できる部分も大いにあるのです。

 特に若ければ可能性は無限ですし、お歳の方でも、例えば5年前まで大丈夫であったのに、というのであれば、その5年前まで頑張って姿勢を戻せば良いわけです。

 良い姿勢は健康生活の基本ですから、ぜひ根本療法で取り組んでみてください。

姿勢を根本的に良くすることが出来る姿勢矯正×CS60の整体院
杉並区・西荻窪  鴨下療法所
杉並区松庵3ー35-21  03-5938-7713

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