日常動作にはルールはなぜ必要なのか?

2024年11月12日

 西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【日常動作】

 生きるために動作する、そのすべてを日常動作と呼ぶわけですが、その一つ一つにルールを設けるのが、礒谷式力学療法です。

 例えば、『奇跡の礒谷療法』(礒谷公良著 祥伝社刊)の生活習慣の部分には・・・
西荻窪 股関節 骨盤矯正

 立っている時、立ったり・座ったり、歩き出すとき、普通に歩く時、歩いていて曲がる時、中腰で仕事をする時、階段の昇降、椅子に腰かける時、椅子に腰かけて机に向かう時、正座して机に向かう時、用便の時、靴下を履く時、掃除をする時…と羅列されています。

 「え~、そんなのめんどくさい」

 「ありえない」

 という声が聞こえてきます。(*_*;

 しかし、これは体のバランスを一刻も早く回復させるためのものだと聞けばどうでしょうか?

 それでも、めんどくさいという方は、多分健康に関してそれほど深刻な状態ではないのではないかと思います。

 私が以前勤めていた礒谷式力学療法中野総本部の礒谷公良先生がご存命中は、日本中と言わず世界からも毎日200~300人の重篤な症状の方、病院や他の治療法で効果が出ない、原因不明と言われて処置さえ受けれない方々が仕事を休んで宿泊費や交通費をかけて必死の思いで来られていたそうです。

 そうした方々は、一刻でも早く治したいという思いでこの生活習慣のルールを守られたそうです。

 現在も鴨下療法所にお通いいただいている長く続けていらっしゃるある方は、千葉のご自宅から来られるときにルールを100%守られていらっしゃると言われています。

 ですから、困っている状況なら、確実に守った方がいい結果を得られることは間違いありません。

 それは、すべての動作は体のクセが反映するので、繰り返すことにより体の歪みが大きくなるからです。

 例えば、階段を昇る最初の脚は、普段靴や靴下、ズボンをはく足と同じではないでしょうか?

 これは、是非お試しください。

 80%以上の確率で同じ脚からという方は、少し習慣を見直す必要があるかもしれませんね。

日常動作 整体 姿勢矯正 西荻窪
 ↑この写真の方の場合、膝を曲げてするべき動作を立ったまま行っているので腰・背中が丸まってしまっている、右足先が開いて股関節も開いてしまっているので多分右脚が長くO脚タイプの方がその癖のままお風呂掃除をされていると思いますが、こうした習慣を毎日繰り返して体の歪みはどんどん大きくなるわけです。

 上の例がなぜ起こるかと言うと・・・
 歩き出すときに、普通に立っている時でもやはり重心がどちらかに偏っているのものなのですが、例えば私なら右に体重をかける癖があるので、体重の乗っていない左脚から歩き出す癖が有りますが、この体の癖により階段を昇る、歩き出し、靴・靴下を履くなどの動作に偏りが生じるわけです。

 そして、その重心のかけ方の差が左右股関節の差を増大させ、それが骨盤の高さの差、脊柱の弯曲と問題が広がり最終的に神経や血管の圧迫になり疾患や痛みとなるのを防ぐことが、生活習慣も意識的にコントロールする理由なのです。

 ですから、私のように左脚が長くて右重心の人は、この動作を反対にすることにより体のバランスが回復するわけですから、常に左に体重を乗せるように意識して習慣にします。

 歩き出すときに右から出たかな?

 階段を昇る時に右から昇ったかな?

 と動作をする時がチェックポイントになるわけです。

 さらに、故の重心の問題より優先しなければいけないのが『長い脚を開かない』というものが有ります。

 このルールが適応されるのはそれほど多くはないのですが、布団から起きる時、あとは洋式トイレで紙を使う時ぐらいだと思いますが、下に布団からの起きる時のルールを紹介板います。

 朝布団から起きる時に、私のように左脚が長い人は右に膝を倒して起きるのです。

朝の起き方 姿勢矯正 整体 西荻窪
 ↑これは、左脚が長いのは右脚に比べて股関節が開いているからであるという礒谷療法の定理から、左股関節を開かないために行う動作なのです。こうした「塵も積もれば山となる」ような動作を修正することにより長年の体のクセを取りお除いていくのです。

 ここで一度人間の体の歪みを考えてみると、左右差によるものと前後差によるものに大きく分けることが出来ると思います。

 左右差とは文字通りなのですが、左に体重が掛かりやすいから右に体重をかけましょう、というようなルールで解決できます。

 もう一つの前後差とは、骨盤の状態により決まってしまう体の状態で、簡単に言ってしまうと、O脚かX脚かという事です。

 O脚の場合骨盤は後方転位といい後ろに倒れるようになり、そこから猫背が生じます。

 X脚の場合は、骨盤の前方転移といい前に倒れるようになり、そこから反り腰が生じます。

 また、この他にも股関節の内旋・外旋という内外への捻じれにより疑似反り腰も生じます。

 ですから、体の歪みに関してはおおよそこの前後左右の組み合わせで状態が決定しているわけです。

 そこで、もう一度生活習慣のルールの話ですが、私は基本的に多くの時間行う基本動作に関しては特に意識的に動作を行っていただきたいと説明をしています。

 「自分の体が万病を癒す万能薬の製造工場である」(礒谷公良先生談)わけですから、その工場が100%働くためには工場である肉体に偏りや歪みがあっては、そのせっかくの機能を生かせないからです。

 礒谷式力学療法の考え方は、自分の体を整えて、自分の自然治癒力で問題を解決しましょう!という事なのですから、そのために自分の体をよく理解して修正してあげる、それが日常動作のルールという事になるのです。

      生活習慣も徹底指導の礒谷式力学療法×CS60の整体院  杉並区・西荻窪  鴨下療法所
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姿勢矯正 西荻窪 整体 CS60

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