臓器摘出手術後の重さの変化=足の長さの変化=体調の変化

2019年05月24日

 私たちの内臓は左右対称ではありません。心臓は左寄り、肝臓は右寄り、形も質量もばらばらな臓器がおなかの中に詰まっています。しかし、私たちは重力の中で暮らさなくてはいけないので、質量に左右差があれば身体はどちらかに傾いてしまうはずですから、私たちが赤ちゃんのハイハイの状態から直立二足歩行になる時に各臓器が左右均等になるようにそれぞれの場所にうまく落ち着くのではないかと考えています。

 根拠の一つは、私の臨床経験で臓器摘出手術をされた方の脚の長さが術前術後で逆転するのを何例も見たからです。ある男性の方は左脚が長く前立腺がんを患われていました。前立腺摘出後しばらくすると喘息の発作が起こったという事でご来所いただいた時には右脚が長くなっていたこともありました。(礒谷療法の公式では生殖器関係のトラブルは左脚が長い事により起こり、ぜんそく等の呼吸器の疾患は右脚が長い事により起こると何十万の臨床例から導き出しています)

 したがって、この方の脚の長さの逆転はおなかの中の臓器のレイアウトが異なったために起こった、内臓の重さのバランスの変化によるものだと思うのです。
 前立腺自体の重さ、わずか数十グラム位が重力の影響でこれほど体に影響を与えるのですから、脚を組む、テーブルに片肘をつく等のクセがどれほど体に悪影響を与えるのか想像できませんか?

 立った時に両足にかかる体重が均等になっているか?
 座った時に、キチンとお尻の左右に均等に体重がかかっている感じがあるか?
 自分の写真を見て、肩の高さ、顔の傾き、ベルトラインの高低等に差が無いか?
 鏡を見た自分の顔で口角の高さに差は無いか、目の大きさの違い、鼻筋の曲り、あごのラインの高低差は均等か?

 多少の差はあっても、おおよそ体の左右が均等でなければ、その差は意識的に修整しなければ加齢と共に増大します。するとやがてその左右差が神経の圧迫、血管の圧迫を引き起こし痛みや不調、疾患を引き起こしますから、常に自分の身体のセルフチェックは必要だと思います。

 痛みが無くても身体の左右差に気づいた時が矯正のスタートの好機です。それは未病を防ぐのが一番簡単だからです。
 
 予防医学 体のあらゆる左右差を解消する整体院 杉並・西荻窪 鴨下療法所 

 

 

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