股関節・骨盤矯正で正しい姿勢と快適な歩行 礒谷療法✖CS60の整体院 鴨下療法所 杉並区・西荻窪駅から徒歩3分
2019年01月23日
以前にも書いたことがありましたが、最近またご質問いただきましたのでお答えしますが、基本的に必要ありません。
理由①まず胸の高さまで水があると体重の30%しか脚に負荷がかからないからです。
水の中で暮らすのではないのですから、自分の体重が股関節にかかっても大丈夫なようにするためには重力下での筋トレが必要なのです。
また股関節は全動関節なので様々な方向に脚を運ぶ筋肉がレイアウトされています。
そのうちの特定の筋肉が弱かったり硬縮していたりするから股関節の角度が転移して骨盤が歪むことにより痛みが出ているわけですから、歩行自体の指導も無くただ負荷を減らして痛み無く歩ければいいというのはかなり乱暴な話ではないでしょうか?
理由②気を付けなければいけないのは『横歩き』です。
横歩きで鍛えているのは、横歩きをする筋肉ですが、もともと股関節はそういう風には作られていません。
運動選手などが必要に応じてトレーニングをしますが一般の生活者には全く必要のないトレーニングで、ただバランスが崩れるだけです。
理由③冷えます。冷えると、筋肉は硬くなりますから痛みが増す方もいます。
理由④直線を往復する場合、コースによってターンが右回りだったり左回りだったりと限定されてしまうので股関節に負担になります。
重力の影響下では重さはつねに『高い』から『低い』へかかりますがこれは脚でも同様です。
つまり短い脚には自然に体重がかかってしまうのです。
ですから体重がかかり過ぎている股関節側を支点に回ると更に体重の負荷が増え股関節の痛みを作る原因になってしまうのです。 例えば、左脚が短くて変形性股関節症の場合、右に回ると左にかかる負担を減らすことことにより左脚の痛みを軽減できますが、逆に左に回ると負荷がかかり痛みが増すのです。
この質問をされた患者様が「プールの回数券が無駄になった」と言われるので「無駄にしないで、泳いできてください」とお答えしました。
「泳いでいいのですか?」と言われるので「もちろんです。(この方は変形性股関節症と脊柱管狭窄症です)脚に痛みが有れば、上半身も歪みの影響で硬くなったり、力が入っていますから、ぜひそうした筋肉をほぐすつもりで、ゆっくりと楽しく泳いでください。 ただし平泳ぎはだめですよ。(股関節が開いている方なので)、クロール、バックで息継ぎは必ず右側で(右脚が長いので)、ターンも右回りでお願いします」とアドバイスいたしました。
この方は整形外科で、こうしたアドバイスも無く「プールで歩いたらどうですか」と言われたそうです。
したがって結論は、水中ウォークをやるなら、同じ時間の屈伸運動をやった方が10倍以上の効果が期待できる!!という事です。
変形性股関節症などの臨床実績多数、股関節矯正のパイオニア礒谷療法ベースの整体院 杉並・西荻窪 鴨下療法所