股関節・骨盤矯正で正しい姿勢と快適な歩行 礒谷療法×CS60の整体院 鴨下療法所 杉並区・西荻窪駅から徒歩3分
2023年02月20日
そもそも、背骨の下の腰部分、腰椎と言いますが、この部分はおへそ側に弯曲している状態がもともとの状態です。
ただし反りすぎもバランスが悪くなりますので、反っていればいいというものではありません。
やはり、その人の骨格に合った適正なバランスというものがあります。
私の実感としては約90%以上の人がO脚だと感じますが、そのうちの多くの人は骨盤が後ろへ後傾することにより、腰椎の部分の前への反りが無くなり、反対に後ろへ丸まってきてしまう傾向が見られます。
背骨がおへそ側に弯曲して硬い寝具であおむけに寝れば、イラスの上の様に、その重さで背骨はまっすぐな状態になり重力から解放されリラックスして休まります。
しかし、骨盤が後傾して背骨が後弯した状態で柔らかい布団にあおむけで寝れば・・・・。
イラスト下の様に、背骨の後弯はそのままの状態になって、背骨にかかる弯曲の圧力から、休まることが出来ないのです。
これが、硬い布団が健康のために進められる理由です。
時々、骨盤が沈んで脊柱が適切な生理弯曲になると宣伝している布団を見かけますが、腰椎がすでに丸くなっているのなら、それはあり得ないと思います。
しかし、布団を薄くするととくに1階が寝室の方は下からの冷気で体を冷やすことが懸念されます。
私は二階で寝ていますが、それでも体を冷やしたくないので、マットの上にべニアを敷いてその上にせんべい布団にして就寝しています。
前にも書いたことがありますが、以前ニュージーランドのお布団屋さんとお話をさせていただく機会がありました。
私は、この日本に古来から伝わるせんべい布団の効用を披露しましたが、彼女は「でも人それぞれよ。ニュージーランドには骨盤が大きくて腰の反りがすごく大きい人がいるから、そういうタイプの人が硬い布団に寝たら腰痛起こしてしまうわよ」と言われました。
上の方は世界一お尻の大きい方だそうですが、この方が硬い寝具では気持ちよく眠れないのは一目瞭然ですね。
ただ、赤ちゃんの時から硬い木の上に紐などでくくり背骨を真っすぐにさせるという先人の知恵は、ロシアの一部やネイティブアメリカンにもありましたから、体の形状に合わせてなるべく背骨を休ませられる寝具を選ぶべきだと思います。
寝具など生活習慣で健康回復を一緒に考える礒谷式力学療法×CS60の整体院 杉並区・西荻窪 鴨下療法所