具合が悪い時・・・それでも養生と鍛えるバランスを。

2023年06月26日

具合が悪い 安静 養生 杉並 整体 CS60 
 体調などに不具合があれば安静にする。
 当たり前のことではありますが、ちょっと気を付けてください。

 と言いますのは、安静にしすぎもまた問題を大きくするリスクがあるのです。

 良く知られているところでは、「転倒などで脚を骨折などして、しばらく寝たきりになったら認知機能が極端に低下した」などと言う事例です。

 私自身の臨床においても、こうした事例は過去にみてきましたし、患者様のご家族やご友人でこれと似たケースのお話も良くお聞きします。

 つまり、安静にして歩かないことにより脚の筋量が低下すると体全体に悪影響が出てくるのです。

 私自身も脚の筋力が衰えると、気力が低下するという事は経験したことが有ります。
リハビリ 気力低下 整体 杉並 CS60

 「やるぞ」という気持ちが萎えてしまうのは、後で振り返るととても怖い事です。

 ですから、症状の急性期においてはもちろん安静が必要ですが、急性期を過ぎたら脚の筋力が衰えないように「鍛える」こともバランスよく行わないと、かえって治りも悪くなるのです。

 これは、股関節の手術後においてさえ、もちろん術式の進歩にもよるでしょうが翌日からリハビリが始め、それにより術後の経過が飛躍的に良くなっているそうです。

 この安静期、回復期の例では『打撲などで起こった炎症に対し、患部を冷やすのは初めの24時間、それ以降は温めていかないと治りが悪くなる』というものがあります。

 痛みを少なくするためには冷やして炎症を鎮めるほうが効果的ですが、そもそも炎症とは自己修復を行うために起こっている状態ですから、それを妨げれば怪我の治りは遅くなるわけです。

 熱がある、炎症が起きている、体力が著しく低下している、痛みがきつい、こうした急性期は安静にして体を休め、回復期に入ったら、立つ、歩くと無理なく脚を使う動作を始めて筋力が低下しないように「鍛える」ことも始める強い意志を持ってください。
リハビリ 前向き 整体 杉並 CS60

 特に脚力が落ちると、お知りが後ろに突き出る、いわゆる「へっぴり腰」になり、これにより股関節がねじれ、脚への代謝が悪くなるという悪循環が起こりますが、この股関節のねじれは脚のむくみや冷えが起こり、上半身においては背骨のねじれを作り神経や血管の圧迫が生じます。

 そしてさらに、脚の筋力の低下は、体温を下げて体全体の代謝を悪くさせますが、すでに脚の筋力が弱くO脚の方の場合などは、歩かないことにより太ももの内側の筋力が低下すると、姿勢が悪くなり、そのことにより呼吸が浅くなる、神経・血管の圧迫が起こる、食欲が低下するなど肉体へのストレスが強くなっていきます。

 病気によっては、安静期と回復期の境が明確に分かりにくいケースも有りますが、良く主治医と相談してタイミングを計ってくださいね。

  回復期のリハビリにも効果的な礒谷式力学療法✖CS60の整体院  杉並区・西荻窪  鴨下療法所
 

カテゴリー: